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2009年7月の5件の記事

2009年7月23日 (木)

図書館で借りて『1Q84』(村上春樹)を読んだ

たまたま図書館で話題の小説を1,2と借りることが出来て読んでみた。

読み物としては、一息に読める流れのあるストーリーで2日も掛からずに読み終えた。ストーリー的には波乱万丈ではあるが、比較的単純だ。

自分もブログで取り上げたが、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』のラジオ放送が、この物語の世界の支点になっているようだが、これはよく言われるように、チェコの作家カフカへのオマージュなのだろうか?ヤナーチェクはチェコでもモラヴィアだが。

リトル・ピープルは、『精霊の王』の日本古層の神、ミシャクジやもう少しポピュラーなスクナヒコナ、コロボックルを想起させるようなものがあったが、1、2巻(4月から6月、7月か9月)では十分にイメージが膨らまずに、消化不良のまま提示されたような感覚を持った。

小説「空気さなぎ」は、劇中劇ならぬ小説中小説として興味深いものだが、この不可解さ自体そのまま、本編である『1Q84』の分かりにくさにつながっている。

現実に社会との軋轢の大きい三種類ほどの新興宗教や極左団体がモデルになっていた。これは、それら新興宗教がいまだに強固な信仰者を集め、また、社会問題としていまだに未解決なものであることから、結構小説家的には勇気のあるモデル設定だったとは思う。

3巻10月から12月、4巻1月から3月は果たして書かれるのか?

物語的には、余韻というか不満足さというかカタルシスが得られないまま、ここで終了しても、それなりのまとまりは感じられるのだが、その後を書いてもらいたいという希望もある。

オチというか影響というか、殺しのテクニックは、池波正太郎の「梅安」シリーズを思わせた。また、これは必ずしもあたっているとは限らないが、物語世界の現実世界への侵食は、ファンタジーではよくある手法だが、ふとミヒャエル・エンデの『はてしない物語』をふと想像させるものがあった。

音楽としては、ジャズの薀蓄はよく分からないが、バッハの平均律と「マタイ受難曲」のアリアが登場したのには驚いた。

ただ、全体的には暴力と性が主題の一つでもあるので、中高生にはお薦めしたくないというのが本音だ。

2009年7月20日 (月)

今はやりの Twitter に登録してみた

つぶやきを不特定多数に公開して、ゆるいコミュニケーションを取ろうという Web アプリのようで、Blogを始めたときのように、これで何ができるのかいまいちわかっていないのだが、とりあえず登録だけしてみた。

https://twitter.com/

ゆるいコミュニケーションといってもあまり得意でないので、実際使えるものかどうか?

2009年7月17日 (金)

FireFox3.5.1 リリースでようやく普通の使い勝手になった

FifreFox 3.5.0には、前の記事で書いた Windows XP SP3 と IEとの相性の問題があったようで、やはり立ち上げるのに数十秒から1分程度かかるPCが結構あったようだ。Mozillaもすぐにそれを認めて、懸命にバグ退治を行い、併せて重大なセキュリティホールも解決したのが、今度の 3.5.1とのことで、早速インストールしてみた。

立ち上がりの時間が遅いことは見事に完全に一応解消されたようだ。FF使いとしては、これでようやく普通の使い勝手になってくれたということで、喜ぶほどのことではないけれど。

多彩なカスタマイズがFFの売りではあるが、あまりアドオンを入れ過ぎると、動作が重くなるような傾向は解消されたのかどうかはまだ試していない。

また、初めは速いが、使っているうちに動作が鈍くなるというような欠点も解消されているか、ようやくこれで普通に使えるようになったので、試してみたい。

追記:初回の立ち上がりは、やはり遅い。ホームページが完全に表示されるまでに30秒近く要する。Chrome が約10秒。IE7.0が約15秒。ホームーページをどこに設定しているかにもよるが、まずはブラウザのヘッド部が表示されるのがFFが圧倒的に遅いようだ。

2009年7月11日 (土)

Firefox3.5 導入後の起動時間がかかる問題の一応の解決策

Firefox 3.0 が 3.5にバージョンアップしたというので、先日早速上書きインストールしてみたところ、これまで起動時に遅いという感じはなかったのに、3.5にしたとたん、下手をすれば起動したことを忘れるほどの時間を経過した後(1分以上)ようやく立ち上がるというようになってしまった。

Google Chrome も、先日ようやくアップして問題なく使えている"IE7.0"もそんな遅さはないので、3.5にアップしたことが原因だろうとは思ったが、なかなか解決策がみつからなかった。そこで、読み込みに時間がかかると思われる多量のブックマークを削除したり、アドオンを削除したのだが、それでも改善されなかった。

最近利用している Yahoo 知恵袋を検索したところ、ようやく解決策が見つかり、その通りにやってみたら、ほんの数秒で立ち上がるようになった。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1127926666

どうも、Mozilla の説明によると、3.5に内在するバグが原因らしい。

このため、「この問題の修正は2-3週間後にリリース予定の Firefox 3.5.1 になるでしょう。」とのアナウンスである。

今回は、Mozillaも少し後出に回ったようだ。

7月に入って久しぶりの投稿。担当業務の内容が変わったことや、子ども達が泊りがけのキャンプや修学旅行に出かけるなど、少し身辺が慌しかったこともあるが、少し、ブログの更新に飽き始めたというのも本音だ。

2009年7月 1日 (水)

6月30日は1年の中日

一年のへそとも言うと今朝の天声人語に出ていたような記憶がある。

南西諸島では梅雨が明けたというが、今日は西日本、特に九州が記録的な大雨だとYAHOOニュースに記事が出ていた。心配なことだ。

ところで、先日Doblogがハード障害で最終的にサービスを終了したが、このココログも今日の昼過ぎから障害が発生して、夜の9時ごろまで記事の更新などが出来なかったようだ。

このようなサービスの安定稼動というのは、システムを開発運営している会社にとってもなかなか大変なことだろうと想像する。最も安い有料コースに入っているだけなので、偉そうなことは言えないが、Doblogの二の舞だけは避けてもらいたい。

明日から、2009年の後半がスタートする。日本には暦日と会計年度や学校年度の二本立てで、会社生活では会計年度上は 1Q09が終わるところなので、それほど経過したという感覚はないのだが、正月まではあと半年になってしまっているわけだ。一種のダブルスタンダードというやつだろうか?

ところで、『1Q84』は、近所の個人経営の書店にも平積みになっていたのをこの前見かけて、パラパラめくってみた。Qはやはり Quarter 四半期を示してもいるような感じだ。第1巻、第2巻が それぞれ3ヶ月ごとの出来事を描いているようだからだ。

もう1Qも経過すれば、この本と、セルの『シンフォニエッタ』がブックオフなどに大量に陳列されるかも知れないと思うと、書籍の方を焦って買うのも何となくもったいない感じがする。

ただ、第1,2巻が半年の期間を扱ったのだろうから、多分第3、4巻が年の後半を描くのではないかというのが、現時点での予想だ。あたるかはずれるか?

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