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2009年11月の4件の記事

2009年11月18日 (水)

ブルックナー 交響曲第0番 下野竜也指揮大阪フィル 2005年

Bruckner_sym_0_shimono ブルックナー 交響曲第0番 ニ短調 Die Nullte 「ヌルテ」

( 1869 Ed. Leopold Nowak [1968] )

1. Allegro 16:43、2. Andante 15:42、 3. Scherzo: Presto 9:24、4. Finale: Moderato 12:01

下野竜也指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 
(ライヴレコーディング 2005年11月17日、18日 大阪「ザ・シンフォニー・ホール」)

 参考:インバル指揮フランクフルト放送響 1990年録音  15:11/12:52/6:16/10:00

AvexレーベルのSACDとCDのHybrid 型の音盤。恐らく、クラシック音楽関係では現在所有している音盤の中では最も録音の新しいものだろうと思う。購入の経緯は、前の記事で書いた通りで、近所のCD屋の閉店セールで売れ残っていたもの。0番に興味はあっても、さすがにこのディスクを買うことは定価ではなかったと思うので、縁とは結構不思議なものだ。

インバル盤よりも先に購入したのだが、初めて聴いたときには、それほど魅力を感じなかった。インバル盤で改めてブルックナーの初期交響曲の魅力に気づかされてて改めてこのディスクを聴き直してみると、大阪フィル、ライヴというレッテルからの粗い演奏の先入観は見事に覆され、結構聞き応えのある演奏になっている。

大阪フィルといえば、ブルックナーの指揮で神格化された故・朝比奈隆のオーケストラであり、下野はその朝比奈のもとで研修生として薫陶を受けたのだということが、このCDの解説にも書かれていた。下野の師匠の朝比奈のブルックナーをあまり聞いたことがないので、比較などはできないのだが、若い下野の指揮によるこのブルックナーは立派にプロの仕事だと思う。

先の記事で、ブルックナーの初期作の第2楽章の清楚な美しさのことを書いたが、この演奏でも、繊細に奏でられる木管と弦の絡みが特に素晴らしく、ザ・シンフォーニーホールのホールトーンもよく、伸びやかな音楽を味わえた。

"下野 Nullte" で検索したところ、このライヴ録音の元になったコンサートを実際に聴いた人のブログ記事を見つけたが、この録音はしっかりとその演奏を収録したもののようだ。

"下野 0番" では、やはり同じコンサートの別の方の記事が見つかった。こちらも同じコンサートの記事。 清水和音がモーツァルトの第20番ピアノ協奏曲を弾くなど、相当充実した内容の定期演奏会だったらしい。

ブルックナーの初期交響曲 第0番、第1番、第2番(インバル指揮フランクフルト放送響)

今晩は、少し夜更かしをしている。

先日も書いたが、ウォーキングに凝り始めてからは、パソコンに触ることや、本を読むこと以外にも音楽を聴くことも少なくなった。ある時期は、ほぼ毎日のようにiTunesに取り込んでは、イアフォンで音楽を聴きながら寝入るというようなことをしていたのだが、未だ相当取り込み残しがありながら、結構長い期間ほったらかしになっている。

このところで、少し真剣に音楽を聴いたと言えるのは、ズービン・メータとヴィーン・フィルの来日公演がNHKで放送され、すっかり音楽マニアになった長男と一緒に、そのビデオ録画を見たときくらいだ。ヴィーン・フィルにも女性リーダー(コンサートミストレス)が誕生したようで、一曲目のバルトークのオーケストラのための協奏曲は、その女性がコンミスを務めたものだった。メータとVPOがバルトークをやるというのは、非常に珍しいものだと思うが、アメリカで作曲されたこともあり、これまでアメリカのオーケストラによる録音を数多く聴いてきた耳にとっては、ヴィーン・フィルのオケコンは、とてもユニークに聞こえた。個々のソロ奏者は巧いことは巧いのだが、ブラスセクションは独特の音色が少し違和感を感じさせたし、終楽章などは、少しアンサンブルの緩さも感じたりしたが、総じて面白い演奏だった。続くベートーヴェンの第7交響曲は、まさに堂に入った演奏で、それより前にやはりテレビ放送で聞いたプレトニョフ指揮のロシアのオーケストラのユニーク過ぎる演奏とはまったく違っていた。

Bruckner_sym_0_inbal
  さて、そんな乏しい音楽生活だが、本当に久しぶりにCDを購入したのが、ブルックナーの第0番(1869 Ed. Leopold Nowak [1968])、第1番(1877 Linz version with revisions - Ed. Leopold Nowak [1953])、第2番(1877 First Critical Edition - Second printing. Ed. Leopold Nowak [1965])というあまり演奏されない曲。第0番は、今年の春だったか下野竜也指揮の大阪フィルのCDを近所のCD店の閉店セールで何と90%オフで購入していたので、以前に聴いたことがあったが、第1番と第2番の音盤はこれが初めて。

インバル指揮のフランクフルト放送交響楽団によるブルックナーは、テルデックへの録音で、用いた楽譜のバージョンの多くが初版かそれに近いものということで、特徴があり、話題になったものということは知っていたが、聴いてみると、大変鮮明で輝かしい響きを聴くことができ、とても面白かった。

Bruckner_sym_1_inbal
第1番も第2番も初めて聴く曲とは言え、ブルックナー独特の金太郎飴的な形式で作曲されているので、形式的な把握に苦労することはなく、音楽の素材の清新さに相当感激した。ブルックナーはともすれば、相当野暮ったい音楽に聞こえることもあるが、インバルの指揮・解釈の賜物か、特に第2楽章の緩徐楽章は、第3番以降の傑作群に比べると、完成度では劣っているのかも知れないが、ナイーブな魅力があり、とても美しいものだと感じた。

まだまだ聞き込めてはいないが、作曲家の比較的初期の作品、チャイコフスキーやドヴォルザークなどの交響曲の初期作はあまり聴いたことがないので、同様に楽しめるかも知れないというような予感がする。

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2009年11月15日 (日)

2009横浜国際女子マラソンを見物した

昨年まで東京で行われていた東京国際女子マラソンが、東京マラソンとの兼ね合いで中止になり、そのレースを横浜に移管するような形で、今年から横浜国際女子マラソンが開催されることになったようで、今日11月15日日曜日に、横浜の市街地を3回周回するという日本では珍しい周回コース型で、女子の一流の招待選手も出場して行われ、天気もよかったので、子ども達と見物に出かけてきた。

スタート直前の様子(未だ招待選手たちは入場していない)

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最初の小周回、中華街東門付近のトップ集団

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駅伝、マラソンを生で見たのは初めてだったが、結構面白かった。帰宅後、ビデオ録画を見たら、この場面でカメラを構えている私と子ども達もしっかりテレビカメラに捉えられていたのには驚いた。

子どもの頃から詳しい解説付きのトップ集団の先頭争いだけをみていたのだが、トップ選手だけではなく、多くの市民ランナーも参加する大会では、黙々と時間内完走を目指して走るランナーの姿を見ることもできる。また、トップアスリートたちとは言え、贅肉がそぎ落とされていることもあり、比較的小柄で折れそうなほど細い選手達であることを実感できる。目の前をあっという間に通り過ぎるだけで、順位などはワンセグテレビならぬ、旧式のトランジスタラジオ頼みなのだが、3回大回りの周回があるということで、場所を変えながらの応援が出来、何度も選手達を応援できるのも面白かった。

結果は、上の写真に写っている黄色のユニフォームのロシアの伏兵インガ・アビトワ、ゼッケン6番が優勝。青のユニフォームのゼッケン11番嶋原清子が大健闘の2位、そして3位にはケニアの女王ゼッケン2番のキャサリン・ヌデレバが入った。

比較的平坦なコースで、風の影響がなければ好記録が期待されたのだが、これ以上ない快晴ながら、気温も上着がいらないほどの小春日和となってしまい、あまつさえ、突風のような強風が風向を定めずに吹き荒れるという天候のためか、記録的には非常に平凡なもの(2時間27分程度)に終わってしまったのは残念だったが、何と横浜としては初めての本格的なマラソン大会ということで、多勢の観客、観光客が詰め掛けて応援していたのはなかなかよかったと思う。

ただ、最近はゴミ問題や選手に危険?ということで、応援の小旗は用いられず、代わりにネックウォーマーが主催新聞社から配られていたが、応援小物としては少し疑問だった。

横浜のマラソン大会と言えば、日産スタジアム(横浜国際競技場)に立派なマラソンゲートもあり、新横浜近辺も使ってのコース設定ができないものかとは思うが、この関東南部の膨張した巨大人口を擁する都市は、比較的平坦部が少なく、丘と谷が織り成すヤチ(ヤツ)地形の高低差のために、あまり適当なロングコースが取れないのかも知れない。むしろ、相模平野の方面の方が平坦部も多く、マラソンには適しているのではなかろうか?

 

2009年11月11日 (水)

ブログを更新しなくなったこと

この数ヶ月、ブログ更新をめっきりやらなくなった。

一つには、Yahooの知恵袋というものを知り、そのクラシック音楽の質問に回答するのが面白くなり、6月から9月くらいにかけてすっかりハマったこともあったが、こちらも10月後半から飽きてしまって遠ざかっているので、ネットでのコミュニケーションに飽きてしまったということもある。

また、もう一つには、メタボリックシンドロームという少々基準があいまいながら、健康診断の各種指標を見るとやはり無視できない過剰な体重を食事と運動によって減らしていくのに「凝って」おり、そちらが面白く、また運動疲れで夜更かしも減ったため、パソコンに向かう時間が減ったこともある。

この間、母方の従姉の夫君が、10月25日(日曜日)の朝日新聞のオピニオン(耕論)日本農業を強くする で、記者の取材を受けて顔写真入りで大きく登場したというようなこともあり、実家に伝えたりもした。

さて、運動といっても、メタボ対策で少し流行になっているウォーキングというもので、通勤の往復に、一駅手前の駅で乗り降りして、片道約2kmずつ歩行時間を増やし、また仕事の昼休みに、近所の巨大スタジアムの周囲を往復を含めて約3km歩くようにして、以前に比べて一日約7kmは確実にエクササイズに相当する歩行を増やした。また、土曜、日曜日にも近所の堤防道路や森林公園をつとめて歩くようにしている。そのためにOMRONの Walking Styleという1週間のメモリ付きの歩数計、スーパーがシューズメーカーと共同開発したという廉価なウォーキングシューズ(黒の合成皮革なので通勤にも使える)を買い求めたりもした。

その効果もあり、臀部と脚部はスラックスがゆるくなるほどにスリムになった。だが、腹回りが思ったよりも減らない。少しきつくなっていたスーツの腹部がすんなりと前ボタンが留まるようになったことで、確実に腹囲も減ってはいるのだが、85cmを下回るまでにはいたっていない。体重は昨年の今の時期に比べて8kgは確実に減ったのだが。まだ、職場の人間ドックの呼び出しが来ないので、他の数値がどうなっているのかが気になるところだ。

ブログから遠ざかっている時期、あまり本も読めなかったが、故・加藤周一の「羊の歌」「続・羊の歌」を読み直し、ちくま文庫から出ている「日本文学史序説 上、下」に取り掛かったが、これが面白い。文学史とはいいながら、思想史、宗教史、文化史でもあり、虫食い状態で蓄えられている知識が、世界的な広い視野から整理し直されるような快感がある。

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