朝日新聞土曜be デジタルテレビの調査結果で考えたこと
今日付けの朝日新聞のbe on Saturday b10 の「地デジいれてますか?」というbeモニター6522人の調査によるとまだ地デジテレビまたは受信設備を入れていない人が38%にものぼったという。我が家もまだアナログテレビを見ている。
ただ、この記事でも地デジ機器について、廉価なデジタルテレビチューナーのことは書かれていなかった。(受信設備としては、チューナー付きの普通の地デジ対応テレビ、チューナー付きのハードディスクレコーダーなどが普通に考え付くが、この廉価なチューナーのことはほとんど普通の報道には出てこない。)
以前、 2008年6月28日 (土) 生活防衛術的なディジタルテレビ放送受信 という記事を書いたことがあったが、わが実家でこの夏休みに尋ねたところ両親も弟も、地デジを見るためには地デジ対応のテレビを買わなければならないと思っていたとのことで、実は廉価なチューナーを買うだけで、今のブラウン管テレビは壊れるまで使えるんだと話したところ、驚いていたほどだったので、世間一般にはあまり知られていないようだ。 現に、beの記事では東京79歳の男性や栃木50歳の女性が、「まだ使えるアナログテレビがゴミになる」という理由で地デジへの移行を躊躇っており、否定的な意見を述べているが、チューナーのことを恐らく知らないのだろうと思うし、記事も解説もチューナーの存在をフォローしていない。
現在は、さらに多くのメーカーが廉価で性能の向上したチューナーを発売しているのにだ。価格コムの表。
デジタル対応の高性能高価格テレビを製造販売するメーカーの思惑ももちろん分かるが、地デジへの移行を急ぐ総務省としては、もっとこのチューナーを宣伝すべきではないのだろうか。そちらの方が、まだ使えるブラウン管テレビを捨てて新しいテレビを買うよりも、よほど地球に優しいはずなのだ。
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