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2010年2月23日 (火)

無党派層と民主党の乖離

民主党は選挙を小沢幹事長に一任するつもりのようだが、長崎県知事選、町田市長選で結果が出たように、そのようなやり方では参院選挙は民主党は大敗するように思う。

昨夏の地すべり的な民主党の勝利は、決して小沢氏が選挙を仕切った民主党への信任ではなく、自民党政治からの脱却を期待したという、どちらかと言えば消去法での得票が多かったのにもかかわらず、これまでの新党を作っては壊しの小沢一郎氏の院政めいた黒幕政治が認められたかのように勘違いし、鳩山内閣は自民党政権よりもひどい迷走を繰り返し、特に鳩山氏の献金問題はまったく決着が付いていないにも関らず、数の多さを頼みに居直り、道義的な責任も取らないという無党派的な一般有権者を、自民党政治よりも政権不信にさせるという状況を作り出している。

まだ結果を要求するのは時期尚早、短気すぎるという意見もあるが、政治は決して結果オーライではなく、その過程も重視されるものだ。数に頼るだけで、顔の見えない議員の多い民主党は、その意味でも責任を果たしていない。結局、一部議員が突出したような公開事業仕分けもポピュリズムに堕してしまったように思う。なぜ単なる党員、議員である彼らにあれだけの権限が与えられたのか、説明責任も果たしていないように思う。

最近の内閣支持率の急落も決してマスコミが作り出したものとは言えないだろう。この上で、自浄機能が働かなければ、民主党の未来はないように思う。金を使った選挙運動ゆえの得票ではないことに思いをいたすべきだ。

と、今晩は少し辛口に考えてみた。

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