ミケランジェリとミケランジェロ
昨夜の11時頃には雪は遠くが見えなくなるほど降り募り、この分では相当積もるかと思いながら、ベネディッティ=ミケランジェリ Arturo Benedetti Michelangeliのピアノによるドビュッシーの前奏曲集第1巻『雪の上の足跡』 Des pas sur la neige を聞き眠りについた。
今朝起きると、夜中から明け方はそれほど気温が下がらなかったようで、積雪は1センチにも満たないほどだった。それでも歩道にはシャーベット状の雪が残り歩きにくかった。ニュースによれば滑って転んで怪我をした人も相当いたらしく、私が歩いている前後でも転びそうになっている人がいた。
ところで、ミケランジェリだが、姓は二重姓で、ベネディッティとミケランジェリの両方が苗字になるとのことだ。そういえば、イタリアルネサンス美術の巨匠ミケランジェロという名前は、ファーストネームのはずだが、と思い出してみると、彼の苗字はブゥオナローティだった(より正確には、 Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni というらしい)。
ここで、イタリア男性の名前と姓の法則的なことが少し分かったような気がした。イタリア語の語尾が O で終わるのは男性名詞だったはずだが、男性名は Oで終わるものが多いようだ。そして、どうも姓(苗字)の方は、複数名詞を表す語尾の I で終わるものが多いようだということに気が付いた。トスカニーニ、ジュリーニ、ムーティ、シノーポリ、カンテルリ、ポリーニなどなど。
よく、ガリレオ・ガリレイ Galileo Galilei という名前のどちらが、名前か苗字か分からなくなることがあるが、Iで終わる形の苗字が多いということ、Oで終わる男性名が多いというこの「法則」で、名前がどちらかが分かる。
なお、イタリアでは、偉大な人物は姓よりも名前で呼ぶことが多いということで、ガリレオという名前が通り名になっているようだ。他にもレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ、マザッチオ(しかし、サンドロ・ボッティチェリやニコロ・マキアベリなどは苗字で呼ばれる)など。
今晩の音楽は、ベネディッティ・ミケランジェリとカルロ・マリア・ジュリーニのベートーヴェンの第三ピアノ協奏曲。
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