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2010年3月28日 (日)

トリノ フィギュアスケート 2010世界選手権 浅田真央会心のFS

ネット中継でライブ放送を見ている。(Radio-Canada ありがとう!ケベックが本拠?のフランス語放送)

日本時間の3/28 午前0:20 、たった今浅田真央選手のフリースケーティングが終わった。会心の演技だったが、得点はシーズンズベストには及ばなかった。だがミスらしいミスもなく、本人も満足そうな表情を浮かべる完璧な出来に近い。なぜかまた採点が辛い。得点はフリー129.50、合計197.58。(ショート 68.08) これで約190点のキム・ヨナを抜いて1位となった。

キム・ヨナはSPで大失敗し、FSでも転倒したのだが、得点はフリー130.49、合計190.79も出たという。解せない。(ショート60.30)

トリプルサルコウの着氷で転倒、尻もちをついた。ダブルアクセルでバランスを崩し飛べず。 

ショート4位のコストナー(イタリア)も悪くはなかったが、点が伸びず、地元である場内からブーイング。

この時点で、ショート1位(70.40)の長洲未来と3位のフィンランドのレピスト(64.30)の結果次第。

東洋風の容貌のレピスト、合計178点で暫定3位。

いよいよ、米国代表の長洲未来。最初のジャンプがステップアウト。次のコンビは巧い。スピンの連続は凄い。トリプルルッツでスッテプアウト。転倒!緊張か体力が持たないか?スピンのラストは迫力があった。やはりこれからのトップクラスの選手だろう。FS105.08で合計175.48となり7位に大きく後退!オリンピックでの伸び伸びした動きがプレッシャーの掛かった状況でこれからも出せるかどうか。

滑走最後は、ロシアのマカロワ(ショート 5位62.06)。切れのいい動きだが、途中惜しくも転倒。

これで、浅田真央選手の2回目の世界選手権優勝が決まった! (0:53) おめでとう!2位キム・ヨナ。3位ラウラ・レピスト。

安藤(11位)も鈴木(20位)も挽回して、安藤は4位、鈴木11位は立派。しかし、安藤の順位は悔しいものだ。まともな採点ならば彼女が3位になり、キムが4位以下でもおかしくない。

これで男子の高橋の金メダル。ジュニア男女の金メダルで、シングルは全種目日本選手が制覇という快挙!

またしてもフリーの不可解な採点で、キム・ヨナが銀メダルになったのが疑問。

競技に続きすぐに表彰式。浅田真央選手が表彰台の中央に。そして揚がる日本国旗と流れる国歌。浅田選手は歌詞を口ずさんでいる。ただ、満面の笑みはなく、ぎこちない微笑が表われるだけ。それはそうだろう。自身ほぼノーミスの演技をしたのにも関らず、大ポカをしたキム・ヨナにフリーでの点数を下回ることがあるとは思ってもいなかっただろうから。

追記:01:20 Radio-Canada では、レピストとコルピのフィンランド選手のインタビューが流されている。フィンランド語、初めてしっかり聞いたように思う。

02:20 Radio-Canada まだ放送している。浅田真央選手も、英語でのインタビューに答えていた。

追記: 3/28(日)朝8時。 日本のテレビ局は、フジテレビの今日夜の録画放送があるのだろう、動画映像でのトリノ世界選手権の結果は放送はなく、浅田優勝、キム2位の結果だけ。日本テレビの8時の報道番組では、冒頭でなぜキムが浅田に負けたかを、まるでキムの母国であるかのようなスタンスで報道していた。素直に浅田の優勝を祝う報道姿勢がないのは、どうみてもおかしい。

ISUの結果サイト http://www.isuresults.com/results/wc2010/index.htm

フリースケーティングの得点リスト。キムが1位!http://www.isuresults.com/results/wc2010/SEG004.HTM 技術点は浅田が辛うじて上回っているが、プログラム・コンポーネンツ・スコア(PCS)は、またもやキムが不可解な高得点。一部審判は、キムがどんなスッポヌケ、転倒をしてもどの要素も高い点を与えている。公平性が確保されていないことは明らか。

追記:3/28 21:57 Radio-Canada は、エキシビジョンも放送してくれている。現在、ペアの川口組が「美しく青きドナウ」で演技していた。続いて、安藤美姫がモーツァルトのレクィエム ラクリモサを前後に挟むアップテンポのテクノ系の音楽で演技。編曲は二重音声のようで少し違和感があったと思ったら、会場の音声と放送音声が時間差で聞こえてしまうようだ。競技のときは問題なかったのだが。

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コメント

フィンランドのレピストは、結構我々?好みのエッジングの効いたスケーティングでどれぐらい伸びてくるか楽しみです。ということで一部の評価は高いです。

pfaelzerweinさん、今晩は。今、ネットのストリーミング中継で、エキシビションを見終えたところです。Radio-Canadaは、途中回線状況が悪くて、音声のみでしたが、途中別のストリーミング局で浅田選手の演技を見ることができました。

レピストは綺麗なスケーティングをしますね。既に21歳でこれからの伸びしろはどうかとは思うのですが、これから4年は浅田ともどもレベルの高いスケーティングを見せてくれるように思います。後はやはり長洲未来と、期待を込めて先日のジュニア世界チャンピオンの日本の新星村上佳菜子でしょうか。

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