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2010年12月26日 (日)

亜麻色の探求

師走もすでに26日と押し詰まってきた。

北日本や日本海側では、西高東低の冬型の気圧配置で雪が降り、太平洋側では冷たい空っ風が吹いて、クリスマス寒波の様相を呈している。

さて、そんな時期には似つかわしくないが、たまたまWindows7のサンプルミュージックに、The girl with flaxen hair という曲が収録されていたのに気がつき、以前ちょっと調べて結論が出なかったこんなことを改めて調べてみた。

ドビュッシーの前奏曲集第1巻第8曲「亜麻色の髪の乙女」は、その親しみ易いメロディーで知られた佳曲で、その同じ題名を冠した日本語のポップスもグループサウンズから最近の女性歌手にも歌われていることもあり、「亜麻色の髪」というフレーズはよく知られている。

ドビュッシーの曲では、ピアニストでは、あの気難しそうなミケランジェリも、DGに入れた「前奏曲集」でこの3分足らずの小品を味わい深く聴かせてくれるが、よりすっきりとした若い頃のベロフの録音や、夢見心地のフランソワが好みだ。

この曲は、相当親しい曲ではあるが、それでは亜麻色とはどんな色なのかといわれると、今ひとつスッキリしないでいた。

解説書によると、このピアノ曲の題名は、
フランスの詩人 ルコント・ド・リール Leconte de Lisle の 詩集 古風な詩(古代の詩) Poemes antiques の内の、スコットランドの歌(スコットランド風の歌) Chansons ecossaises の第4番目の詩に因むとされている。ドビュッシー自身、この詩人の詩に曲をつけたこともあるというし、前奏曲集のこのケルト的とも言える五音音階の小品は、この「スコットランドの歌」の「亜麻色の髪の乙女」を題材にしているということに違いは無いだろう。このド・リールという詩人、上田敏の訳詩集「海潮音」(http://www.aozora.gr.jp/cards/000235/files/2259_2141.html)でも親しい詩人である。

ウィキソースでこの「亜麻色の髪の乙女」 LA FILLE AUX CHEVEUX DE LIN を読むことができるので、見てみよう。http://fr.wikisource.org/wiki/Po%C3%A8mes_antiques

この「スコットランドの歌」は下記のような女性の名前を題名とした詩が多いのだが、「亜麻色の髪の乙女」はその内の第4編目。

Chansons ecossaises :
Jane 296
Nanny 297
Nell 298
La Fille aux cheveux de lin 299
Annie 301
La Chanson du rouet 302

原文は、下記の通り。
http://fr.wikisource.org/wiki/La_Fille_aux_cheveux_de_lin

Leconte de Lisle
Poemes antiques
Chansons ecossaises :

IV

LA FILLE AUX CHEVEUX DE LIN.

Sur la luzerne en fleur assise,
Qui chante des le frais matin ?
C’est la fille aux cheveux de lin,
La belle aux levres de cerise.

L’amour, au clair soleil d’ete,
Avec l’alouette a chante.

Ta bouche a des couleurs divines,
Ma chere, et tente le baiser !
Sur l’herbe en fleur veux-tu causer,
Fille aux cils longs, aux boucles fines ?

L’amour, au clair soleil d’ete,
Avec l’alouette a chante.

Ne dis pas non, fille cruelle !
Ne dis pas oui ! J’entendrai mieux
Le long regard de tes grands yeux
Et ta levre rose, o ma belle !

L’amour, au clair soleil d’ete,
Avec l’alouette a chante.

Adieu les daims, adieu les lievres
Et les rouges perdrix ! Je veux
Baiser le lin de tes cheveux,
Presser la pourpre de tes levres !

L’amour, au clair soleil d’ete,
Avec l’alouette a chante.

学生時代にフランス語を多少齧ったくらいの読解力では読めないので、google翻訳で日本語に直してみた。

http://translate.google.co.jp/?hl=ja&tab=wT#


亜麻色の髪の少女

満開のアルファルファに座っての
誰が涼しい朝を歌う?
これは、亜麻色の髪の少女です
美しい桜の唇に。

愛、明るい夏の太陽の下で、
とひばりが歌う。

あなたの口は、神の色を持って
私の愛する、キスをしようとすると、!
あなたは話をしない花の芝生の上で、
長いまつげ、細いカールの少女?

愛、明るい夏の太陽の下で、
とひばりが歌う。

ない残酷な少女を言ってはいけない!
はい言ってはいけない!私がよく聞こえる
あなたの目の長い目
そして、あなたのピンクの唇、わたしの美しさ!

愛、明るい夏の太陽の下で、
とひばりが歌う。

鹿さらば、ウサギに別れ
ヤマウズラと赤!私は
亜麻は、あなたの髪にキス
を押して、あなたの唇紫色!

愛、明るい夏の太陽の下で、
とひばりが歌う。


また、フランス語から英語にgoogle翻訳させてみたのが、これ。

The girl with flaxen hair

On alfalfa in bloom sitting
Who sings the cool morning?
This is the girl with flaxen hair,
To the beautiful cherry lips.

Love, in the bright summer sun,
With the lark sings.

Your mouth has divine colors,
My dear, and tries to kiss!
On the grass in flower do you talk,
Girl with long eyelashes, thin curls?

Love, in the bright summer sun,
With the lark sings.

Do not say no, cruel girl!
Do not say yes! I hear better
The long look of your eyes
And your pink lips, O my beauty!

Love, in the bright summer sun,
With the lark sings.

Farewell deer, hares farewell
Partridge and red! I
Flax kiss your hair,
Press your lips purple!

Love, in the bright summer sun,
With the lark sings.

詩なので、主語や動詞があいまいなためか、それなりに読めるのだが、不自然な訳。そこで探してみたら、英訳が存在した。

http://www.recmusic.org/lieder/get_text.html?TextId=28118

ここから重訳してみた試訳的な逐語訳がこれ。

The girl with flaxen hair
亜麻色の髪の乙女

Who sits upon the blooming lucerne,
生い茂る牧草に腰をおろして
Singing from the earliest morn?
朝まだき歌っているのは誰?
It is the girl with the flaxen hair,
それは亜麻色の髪の乙女、
The beauty with cherry-red lips.
唇が桜色の美しいむすめ。

Love, in the bright summer sun,
愛が、夏の明るい日ざしの中で、
Sang with the lark.
雲雀とともに歌った。

Your mouth has divine colors,
お前の口は神聖な色をして、
My dear, and is tempting to kiss!
何とまあ、口づけを誘っているのかい!
Do you wish to chat upon the blooming grasses,
お前は繁った草の上でおしゃべりがしたいのかい?
Girl with long lashes and delicate curls?
軽くカールした長い睫の乙女よ。

Love, in the bright summer sun,
Sang with the lark.

Do not say no, cruel girl!
いいえと言わないでくれ、つれない乙女よ。
Do not say yes! I shall better understand
はいと言わないでくれ、私にはさらに理解できるだろうから。
A long gaze from your large eyes
お前の大きな目が見つめるはるかかなたを。
And your pink lips, o my beauty!
お前のバラ色の唇を。ああ、わが美しき人よ。

Love, in the bright summer sun,
Sang with the lark.

Farewell to the deer, farewell to the hares
鹿たちよ、さようなら、野うさぎたちよ、さようなら。
And the red partridges! I wish
そして赤いやまうずらたちよ、さようなら。私は
To kiss the flax of your hair,
お前の亜麻色の髪に口付けし、
To press upon the crimson of your lips!
お前の真紅の唇にも唇を押し当てよう。

Love, in the bright summer sun,
Sang with the lark.

というような、スコットランドの野育ちの少女の美しさを讃え、恋心を吐露する詩となっている。

リネンが採れる亜麻という植物の色(これが、seed種の色か、干した茎の色なのか判然としとしない)の髪をもった少女というのが、説明調の翻訳になり、 これを英語にすると、the girl with flaxen hair, flaxのような髪をもった少女となる。

それでは、 linの髪、flaxの髪、この亜麻色という色がどんな色なのか?

そこで、日本語のWikipediaでの亜麻色の記述と色見本を見てみる

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E_%28%E6%A4%8D%E7%89%A9%29#.E4.BA.9C.E9.BA.BB.E8.89.B2

この「亜麻色」の左のカラーパターンは、D6C6AFという16進番号で表されているが、これは日本語の亜麻色に当たるもので、もしかしたら必ずしもフランス語のlinの色、英語のflaxen(flax)にはあたらないのではないかという違和感を覚える。

そこで、まずは、日本のネットでの「亜麻色」の16進表記を調べてみる。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8819/webjpcol.html
こちらでは、E4D4A1 薄茶色

http://j-color.seesaa.net/article/117936580.html
日本の色 C6B095  薄茶 亜麻の繊維の生成りの色からきた色名

③日本の伝統色
http://www.colordic.org/colorsample/2187.html
http://www.colordic.org/w/
D6C6AF

④こちらでは、亜麻色、リネン色で相当薄い黄色
http://www5.airnet.ne.jp/yahhoo/shomei/cgi-bin/color.htm
linen リニン リネン色 亜麻色 FAF0E6

次に、日本の「亜麻色」ではなく、外国の色を見るために、色見本というもので調べてみた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E8%A6%8B%E6%9C%AC
ここでは、色の名前 #E8DABE あまいろ 亜麻色 エクルベージュ 亜麻の繊維の色
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E5%90%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7_(%E3%81%82)
これが、wikipediaの「亜麻色」に引用されているもののひとつ。

英語のlist of colors
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_colors
では、flax で EEDC82

フランス語の
http://fr.wikipedia.org/wiki/Liste_de_couleurs#L
のlin は、FAF0E6

ただ、
http://en.wikipedia.org/wiki/Web_colors
には flaxはなかった。

一方、鬘の色見本が検索しているうちに目に入ったので、調べてみた。
米国の鬘(wig)の色見本の flaxen
http://www.wigs.com/information.php?info_id=34
意外にくすんだ色
http://www.wigs-us.com/brands/revlon/revlon-color-chart.php
こちらも。

このcolor chartにはflaxenはない。
http://psacake.com/web/cq.asp

やはり、違和感を覚えたのは間違いないらしく、どうやら、日本語wikipediaの日本の伝統色である「亜麻色」と英米仏のそれに該当する色は違うようだ。

「亜麻色」は、印象的には、日本語でいう金髪に近い色のようだ。日本伝統(といっても亜麻の伝来がいつかは分からないが近代だろうか?)の亜麻色をもってくることはないようだ。

そこで、ウィキペディアの金髪を調べると、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E9%AB%AA
英語では金髪の色をより詳述するための、多数のブロンドの種類がある。以下にその例を挙げる、とあり、まさに「ブロンドおよびフラクスン - 他のヴァリエーションと区別して、 赤・金・茶の色味を含まないが白髪ではない、明るい金髪。フラクスン(flaxen)とは「亜麻色の(髪)」のこと。」とあるではないか!

英語で、blond を調べると、
http://en.wikipedia.org/wiki/Blond
Many sub-categories of blond hair have also been defined to describe someone with blond hair more accurately. Common examples include the following:

blond/flaxen :when distinguished from other varieties, "blond" by itself refers to a light but not whitish blond with no traces of red, gold, or brown. This color is often described as "flaxen". (これが日本語記述の原文だ!)

また、英英辞書(メリアム・ウェブスター)のflaxen 定義
http://www.merriam-webster.com/dictionary/flaxen?show=0&t=1292977434

flaxen adj
Definition of FLAXEN
1: made of flax
2: resembling flax especially in pale soft strawy color <flaxen hair>
Examples of FLAXEN
<fields of flaxen wheat waving in the wind>
First Known Use of FLAXEN
15th century
Related to FLAXEN
Synonyms: fair, blond, golden, sandy, straw, tawny
Related Words: ocherous (or ochreous); ash-blond (or ash-blonde),
blondish, strawberry blonde (or strawberry blond), towheaded;
gold, light, white
Near Antonyms: black-a-vised, brown, brunet (or brunette), dark,
olive, swart, swarthy; black, ebony, raven

Rhymes with FLAXEN
Klaxon, Saxon, waxen
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Next Word in the Dictionary: flaxseed
Previous Word in the Dictionary: flax
All Words Near: flaxen

参考として blond の定義
blond adj
Definition of BLOND
1: of a flaxen, golden, light auburn, or pale yellowish-brown
color <blond hair>; also : having blond hair <a blond man>
spelled blond when used of a boy or man and often blonde when
used of a girl or woman
2a : of a light color b : of the color blond c : made
light-colored by bleaching <blond wood table>

blond・ish adjective
Variants of BLOND
blond or blonde
Examples of BLOND
She has blonde highlights in her hair.
His hair was dyed blond.
She was blonde as a child.
a table made of blond wood
Origin of BLOND
Anglo-French blunt, blound, masculine, blounde, feminine
First Known Use: 15th century
Related to BLOND
Synonyms: fair, flaxen, golden, sandy, straw, tawny
Related Words: ocherous (or ochreous); ash-blond (or ash-blonde),
blondish, strawberry blonde (or strawberry blond), towheaded;
gold, light, white
Near Antonyms: black-a-vised, brown, brunet (or brunette), dark,
olive, swart, swarthy; black, ebony, raven


さらに人間の髪だけでなく、馬のタテガミとシッポの毛色も様々な色名が使われており、そこにも毛色に flaxen という言葉が用いられている。日本名で、尾花栗毛(おばなくりげ、Chestnut with flaxen mane and tail)というものがあり、まさに「亜麻色のたてがみと尻尾」である。この尾花とはススキのこと。秋の盛りに、西日に照らされたススキの穂と茎が淡い金色に輝くがあのイメージが近いのではなかろうか? そうだとすれば、ティティアーノのようなヴェネチアン・ブロンドのような重苦しいブロンドではなく、もっと透明で軽やかなブロンドなのではなかろうか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E3%81%AE%E6%AF%9B%E8%89%B2


参考:

ちなみにフランス語のlin, 英語のflax のことを、ドイツ語では、Flachs といい、オランダ語では vlas イタリア語では、lino. ロシア語では、лен(len) という。

色見本を作ってみた。

  
亜麻色
国名 色名 16進と色 備考
日本 亜麻色 D6C6AF Wikipediaの亜麻色
日本 亜麻色 E8DABE Wikipediaの亜麻色エクルベージュ
日本 亜麻色 C6B095 日本の色
日本 亜麻色 E4D4A1
日本 亜麻色 FAF0E6linen,リニン,リネン色,亜麻色
英米 flax EEDC82 各国語版Wikipedia
英米 blond FAF0BE
英米 linen FAF0E6
lin FAF0E6
blondeur E2BC74
lino FAF0E6
西 lino FAF0E6
Льняной FAF0E6
亜麻色 FAF0E6

参考にさせてもらったブログやwebサイト

http://sawyer.exblog.jp/5141632/
http://www.webspace.ne.jp/diary/ponkancat..27.93.html
http://dadada-ru.seesaa.net/article/11067546.html
http://www.amanosato.jp/study/about.html
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/D/Debussy/S1565.htm

 

「金髪のジニー」と訳されるフォスターの歌の原題は、Jennie with light brown hair 淡褐色、茶色 の髪のジニーとなる。また、blonde 黄色の原義。fair-hair とも。

http://www.urbandictionary.com/define.php?term=girl%20with%20the%20flaxen%20hair
buy flaxen mugs, tshirts and magnets
An old-fashioned English way of saying "blonde". As flax possesses golden fibers, this term was inevitably used for a person with fair hair.
Her flaxen tresses falling from her kerchief, the farm girl ventured through the snow to the barn to milk the cows.

シェークスピア が用いた"flaxen"

http://www.opensourceshakespeare.org/search/search-results.php

Hamlet
[IV, 5]
Ophelia
3064
[sings]
And will he not come again?
And will he not come again?
No, no, he is dead;
Go to thy deathbed;
He never will come again.
His beard was as white as snow,
All flaxen was his poll.
He is gone, he is gone,
And we cast away moan.
God 'a'mercy on his soul!
And of all Christian souls, I pray God. God b' wi' you.

追記:12/27

音楽:

Youtube ミケランジェリ

Youtube ベロフ 4'40"あたりから (亜麻色の髪の少女が映像で映される)

写真:LA FILLE AUX CHEVEUX DE LIN という名の投稿写真集

http://www.flickr.com/photos/alice_in_wondrland/

中では、この写真の髪が私の"Cheveux de lin" のイメージに近い。

http://www.flickr.com/photos/alice_in_wondrland/4228473091/

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コメント

髪の毛の色見本なども見せて頂きました。想像していたものよりも米国のそれは薄く、所謂プラチナブロンドと呼ばれるそれに茶系を混ぜた感じかと思います。なるほど繊維などでしたら、あまり薄くすると今度は生成りにも近くなるのでやはりその中間でしょうか。

ドイツでは少ないと思いますがやはりスコットランドなどの北の太陽の薄い場所に多そうな気がします。オフェーリアの台詞ではありませんが、色が薄くはっきりしないとどうしても存在感が弱くなる面もあって、ニンフなどの感覚にも近づき、微妙な色なんですね。ドュビッシーのペレアスを最近流しておりますが、その間の移り行きというか手ではどうしてもつかめないようなあの感覚は、メーテルリンクのそれでもあり、ドビュッシーが描かなければいけなかった対象なのでしょう。

たいへん興味深い内容でした。お忙しそうですね。新年が良い年でありますように、お祈りいたします。

pfaelzerweinさん、narkejpさん コメントありがとうございます。

良き新年を迎えられたこととと存じます。

「亜麻色」について興味関心疑問をもっておりましたので、調べて見ましたが、色の名前も国や民族の個性を示しているようで面白いものでした。

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