リスト 『エステ荘の噴水』 ベルマン
フランツ・リスト(1811-1886) は、今年が生誕200年の記念年になるそうだ。
大ヴィルトゥオーゾで、自作の曲を「暗譜」で弾くスタイルにより、その後のプロフェッショナルのピアニストに「暗譜」を強いることになったとも言う功罪相半ばの音楽家でもある。
もう1986年の没後100年には、リストの再評価という動きがあったようだが、今年はどうなのだろうか?
さて、水を題材にした音楽は、ドビュッシーの「水の反映」やラヴェルの「水の戯れ」、レスピーギの「ローマの泉」が思い浮かぶが、このリストの『エステ荘の噴水』は、その先駆けになるらしい。なかなか聴く機会がなかったが、このピアノ名曲集をたまたま手にとったら、ラザール・ベルマンのピアノによるこの曲が収録されていたのを見て、購入した(2010年3月)。『巡礼の年第3年』の第5曲。ソ連時代の幻のピアニストの一人、ラザール・ベルマンの演奏。とても静かで余裕のあるピアノだ。
小山実稚恵の演奏(Youtube)
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