宮部みゆき『小暮写眞館』
昨日の三浦しをん『小暮荘物語』とよく似た題名の宮部みゆきの『小暮写眞館』。
昨年読んだものだが、題名がよく似ているのに気がついたので、簡単な感想文。
美しい風景写真をカバーに使った分厚いハードカバーの長編小説で、これも妻が図書館から借りてきた。
宮部みゆきは、『火車』で感心し、『蒲生邸事件』でうなったが、『理由』では肥大気味な分量に少し退屈した。この分厚い『小暮写眞館』も作者の力技なのか飽きることはなかったが、内容が少し薄く、少々ぜい肉が多すぎるような印象が残った。
ネタばれ的なことを書くと、いわゆる現代の少々レトロな舞台設定での幽霊譚。宮部みゆきの作品リストでは、最近は江戸時代を舞台にした幽霊譚が見かけられるが、その一連の作品なのだろうか?
『火車』は、社会性もあり、初読時には心底面白く、知人にも押しつけるように貸したほどで、『蒲生邸事件』も少々甘さを感じたが分厚いストーリーを読むのが楽しかったものだったが、だんだんと自分とは相性が合わなくなってきたように感じる。
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花菱一家が移り住んだのは、古い写真館である「小暮写眞館」、 おまけに着いてきたのは、以前の主人であった小暮老人。 そしてこの写真館に引っ越してきたことから、 高校生の花菱英一が、女子高生から心霊写真を突きつけられ、 写真に写っている幽霊の正体を探ることとなる。 [ご利用にあたって]このサイトで掲載されている情報は、「ゆるり、、ゆるゆる、、発見のまいにち」の作成者により運営されています。価格、販売可能情報は、変更される場合があります。購入時に楽天市場店舗(www.rakuten.co.jp)に表示され... [続きを読む]
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