以前音質的に不満だった音源を聴きなおしてみて(1)管弦楽, 協奏曲(EMI セル)編
現在のリスニング環境。とても廉価なものだが、コストパフォーマンスはとてもいいと自画自賛。
リッピング用PC hp NX6210 WindowsXP(ほとんどのデータをリッピング)
EPSON NY3000 Windows7(現在使用中)
リッピングソフト iTunes
リッピング設定 mp3 192kbps
mp3ファイル格納 外付けHDD
DAP 日立 HMP-V204 (4GB)
イアフォン Sony ステレオイヤーレシーバー MDR-E10LP (価格コム情報)
なお、ヘッドフォン audio-technica ATH-A500 (価格コム情報)は、非力なDAPには適さないようで、E10LPで聴ける繊細な音を聴く事ができなかった。
まず、ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団 EMIへの録音は、演奏内容は大変すばらしいのに、自分の環境で聴ける音に不満があった。特に強奏部分で、ビリつきに悩まされたものが多い。
1.シューベルト 交響曲第9(8)番 ハ長調
一番悩んだのがこのCD。以前セルの愛好者の方と情報交換をしたが、その方の音源にはひずみは無いということだった。今回新しいDAPでどうなるか関心があった。
結論的には、耳に感じるビリつきは、気にならない程度だった。
むしろ強奏部分のエネルギー、音圧がすごいということで、全体的に録音の音圧レベルが高めに取られているためなのか、クリーヴランド管のトゥッティの凝集された音のエネルギーがすごいというのか、冒頭のホルンは弱々しいのだが、楽章が進むにつれて高揚していく様が感じられた。満足した。このくらいの音質で聴くことができれば不満はない。
2.ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 独奏:D. オイストラフ
EMIオリジナルのものではなく、通販用にコンピレーションしたもので、もともとの質もよくないのだろうが、これまでの環境で一番ビリツキがひどかったもの。オーケストラの強奏部分ではビリつきが残ったが、これまでそれが気になって集中できなかったオイストラフのソロの素晴らしさを味わうことができたのは、収穫だった。音は豊かで気品があり、風格がある実に立派な演奏だと思う。全体的にこちらも音圧エネルギーが凄い。ここまで素晴らしいソロと充実したオーケストラを万全な音で聴けたらどれほど素晴らしいことか!
そのほか、以下の音源もこれから聴きなおしてみたいもの。特に3、4は上記と同じビリつき、音割れに悩まされている。
3.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op. 独奏:ギレリス
4.ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 独奏:D.オイストラフ、ロストロポーヴィチ
5.ドヴォルザーク 交響曲第8番
(続く)
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