「真珠の耳飾の少女」が6月に3回目の来日予定
2007年10月 2日 (火) 映画『真珠の耳飾りの少女』(2003年イギリス) は、アメリカ人女優のスカーレット・ヨハンソン(北欧人だと思っていたらアメリカ生まれのアメリカ育ちらしい)が少女に扮した映画を見ての記事だったが、東京都美術館の改装に合わせてこの6月30日にフェルメールの「青いターバンの少女(真珠の耳飾の少女、北のモナリザ)」がやってくるのだという。
4月5日(木)の朝刊の全面広告で、女優の武井咲(えみ)がその有名な名画の少女に扮した姿を撮影した公式ポスターがどーんと掲載されていて、目を引いた。
公式サイトは、http://www.asahi.com/mauritshuis2012/ で、
新聞に掲載された公式ポスターも見ることができる。
もともと光学機器が発達していたフェルメールの時代だったので、フェルメールが当時のカメラ・オブスキュラを使っていたのではないかと想像され、その光学的な描き方の細密さが特筆されることから、現代のカメラを用いて、フェルメールの絵画を再現してみようという試みは、以前NHKの番組で写真家の篠山紀信が試みていて結構長い番組として放送されていたのを思い出した。今回ももしかしたら、篠山紀信が関係しているのだろうか?
その番組だが、実際にこの有名な少女の扮装をさせた女性を、光源の位置や明るさなどを加減しながら、実際に写真に収めてみると、瞳の位置がフェルメールの原作とはどうしても異なったり、また耳の真珠の光沢も現実の光線では再現できない、というような結論だったと思う。
如何にフェルメールの作品が写実的に見えても、絵画は事実を単に写すのではなく、時間の経過や複数の時間も、光線の角度や移動も含めて、複合的に画家の目と筆によって合成され、創造されたものであることがよく分かった番組だった。
最近では、生物学者の福岡伸一が、フェルメールの絵画に興味を持ち、パソコンに取り込んだ作品の色彩補正を行っているような番組もあるなど、フェルメールに関してはこのところずっと世間の注目度は高いままのようだだ。
さて、マウリッツハイスの可憐な少女は、これが三度目の来日ということだが、この少女の前に、ベルリンの真珠の首飾りの「少女」も初来日するという。(こちらは、私には少女には見えない。いわゆる「婦人」というのが適当に思えるのだが。)
きっと、大人気で大混雑になることだろう。
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