攻略英語リスニング Lesson 3 The Works of Escher
本放送 4/21(土), 4/22(日)は、以前展覧会で実際に見たこともあるエッシャーが題材になっていた。
母国語でも聞き取れはしても、その内容が理解できているかどうかは、聞き取った方の年代、バックグラウンドなどにより千差万別だろうと思う。哲学や法学の講義はもとより、最新の専門用語が連発されるネットワーク系の話題などは、一般人にとっては非常に敷居が高いもので、言葉は聞き取れても、詳細な意味の理解となると別の問題になる。
この英語教材は、今年からNHKの語学番組が尺度として用い始めたCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベル分けでは、B2にあたるものだという。難易度から言えば、上から三つ目で、「社会生活上の幅広い話題を理解して、自然な会話ができる」というもの。ちなみにその上のC1は、「複雑な話題を理解して、明確で論理的な会話ができる」、最上レベルのC2は「あらゆる話題を理解して、細かい意味の違いも表現できる」となっている。
さて、今回の題材自体もある程度の予備知識はあるものだったが、ディクテーションの修正箇所は結構多かった。
今回は、書き取り原稿はテキストエディターで入力し、修正はワードで修正履歴管理ができるようにしてみた。
- informative という形容詞が聞き取れなかった
- plants は prints だった
- woodcuts and lithographs が聞き取れなかった
- surreal が聞き取れなかった
- playing tricks with が聞き取れなかった
- more of a が Moreover に聞こえた
- I guess this が against に聞こえた!
- and he was が any に聞こえた
- infinity が聞き取れなかった
- tessellations が聞き取れなかった
- by Moorish が more に聞こえた
- unexpected influence が聞き取れなかった
- All in all が All we know に聞こえた
- worth checking が we'd check in に聞こえた
- your head spinが your head ben のように聞こえた
予備知識と含めて、7,8割の情報は聞き取れてはいるのだが、それでも上記ほどのエラーがあると、まだまだだめだろう。
3は版画の技法で、日本語としては当然知っているが、聞く英語だとすぐにはぴんとこない。
4も読む英語では知っているが、聞く方ではだめだった。5はフレーズ。9も読む方では当然の単語だが、聞き取れず。10は専門用語の一つで、身近な英和辞典では市松模様、碁盤の目状の配列となっている。エッシャーが研究し得意とした平面の正則分割のことだ。11はアルハンブラで思い出すべき言葉だが、やはり聞く方ではだめだった。15も spin という言葉が思い浮かばなかった。
それでも、できるところまで自分の力で聞き取り、正誤をきちんと把握してあいまいさを無くすことで、それ以降の同じ文の聞き取りはすっかり楽になる。これは効果があるようなので、このまま続けていきたい。
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