« 司馬遼太郎『菜の花の沖』 | トップページ | 伊坂幸太郎「グラスホッパー」「終末のフール」「マリアビートル」 »

2012年7月 7日 (土)

光速超えの否定とヒッグズ粒子?の確認

2011年11月19日 (土) 光速よりも速い素粒子の再実験で、また光速超え?

という報道があったが、その後、実験装置の光通信コネクタ?に不備が確認されてだかして、光速を超えたという結果が否定された。

ニュートリノ:「光速超えたは誤り」 名大など正式撤回 毎日新聞 2012年06月08日 10時48分(最終更新 06月08日 15時22分)

素粒子ニュートリノの速さが光を超えたとする実験結果について、この結果を公表した名古屋大などの国際共同実験「OPERA」チームが8日、京都市 で開催中の「ニュートリノ・宇宙物理国際会議」で「誤りだった」との検証結果を報告した。昨年秋の公表以来、アインシュタインの相対性理論を覆すとして話 題を呼んだが、約8カ月で撤回された。                        

 OPERAチームによると、速度の計測に使った全地球測位システム(GPS)とコンピューターをつなぐ 光ファイバーケーブルの接続が緩んでいるのが公表後に判明。この影響でニュートリノが実際より速く測定されたとみて5月に2週間の検証実験を実施した。そ の結果、ニュートリノが光速を超える結果は得られなかったという。同日記者会見した小松雅宏・名古屋大准教授は「(超光速の結果は)ケーブルの緩みが原 因」との見解を示した。

 この日、欧米など他の3チームも検証結果を報告。いずれもニュートリノと光の速度に明確な差はなかったとした。

今週、予言されていてまだ実在が確認できなかったヒッグス粒子らしき粒子が発見されたという。CERNの大型加速器による実験の成果だという。
スティーヴン・ホーキングは、ヒッグズ粒子が見つからないことに100ドル賭けていたという。それほど確認が困難だということなのだろう。今回の巨大加速装置と2000人を超える世界中の科学者の英知を集めた検証による成果らしいが、上記の「光速超え」のようなアリの穴が無いとも言い切れない。

2011年10月21日 (金) 村山斉『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)

まだ解明されていない暗黒物質、暗黒エネルギーの解明に役立つのだろうか?

ところで、このCERNは、数年前の小説(「ダ・ヴィンチ・コード」(The Da Vinci Code)のダン・ブラウン)と映画「天使と悪魔」(Angels & Demons)でも登場したり、暗黒物質は、ファンタジー小説の『黄金の羅針盤』(フィリップ・プルマン著、その英語原題はHis Dark Materials)にも登場する概念だった。

« 司馬遼太郎『菜の花の沖』 | トップページ | 伊坂幸太郎「グラスホッパー」「終末のフール」「マリアビートル」 »

サイエンス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 光速超えの否定とヒッグズ粒子?の確認:

« 司馬遼太郎『菜の花の沖』 | トップページ | 伊坂幸太郎「グラスホッパー」「終末のフール」「マリアビートル」 »

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31