伊坂幸太郎「グラスホッパー」「終末のフール」「マリアビートル」
2010年7月に読んだ。仙台在住の作家ということだ。東北大学のOBだという。
今、朝日新聞の夕刊に新聞小説「ガソリン生活」を連載しているが、それに比べて、「グラスホッパー」、「終末のフール」、「マリアビートル」の方が面白かった。いわゆるピカレスク風のサスペンス小説とでもいうのか、現代の犯罪風俗を描くことが多いようで、その点が馴染めるまでに時間はかかる、もしくは拒絶反応を起こすかも知れない。
ただ、意外に軽みはあり、少し救いはあるストーリーだ。
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