コピ・ルアクをとうとう飲んでみた
2012年6月 2日 (土) コピ・ルアク を注文をしたはいいが、その後続いた暑さと湿気で、ドリップコーヒーを自宅で飲む気になれず、もったいないことに今まで放置していた。
10月1日のコーヒーの日なるものも過ぎ、前の森から蝉の鳴き声が聞こえなくなった体育の日に、コーヒーミルで挽いて、ペーパードリップで落とし、ようやく飲んでみた。
さすがに購入したときの芳香は大分おさまってしまっていたが、めったに飲めないものなのでミルを掃除し、気合を入れてドリップして、家族全員で試し飲みをしてみた。
ベースは、マンデリンということでもともとコクがあるコーヒーで、それほどコーヒー自体の香りは高くない品種だが、穏やかでマイルドな味わいだった。熱い温度のときよりも、冷めてきた方が特徴がでるようで、最後にカップに残ったコーヒーの香りや後味が悪くなかった。
カップ2杯で、約1200円するのだから自宅で飲むコーヒーとしては破格の値段ではあるが、喫茶店で飲むことは考えればそれほど高いものではない。
今は、コーヒー豆も手軽に入手でき、ドリップコーヒーも家庭で安価に飲むことができるが、今回のような貴重な豆を扱うように、以前の日本人は飲んでいたんだろうなと、そんなことに思いを馳せた。思えば本当に贅沢な暮らしに慣れてしまったものだと思う。
その後、せっかく出した道具なので、冷凍庫に保存してあったウィーン土産のコーヒーの最後をドリップして飲んでみた。ヨーロッパの中でも最も早くコーヒーが親しまれた都市ということもあり、お土産のコーヒーながらとても美味しいものだった。コピ・ルアクとはまったく別の風土のヨーロピアンコーヒーで、ウィンナコーヒー用なのか苦みの強いもので、冷めるとよけいその苦みが際立った。
« 網野善彦『歴史を考えるヒント』(新潮文庫) | トップページ | 『保元・平治の乱 平清盛 勝利への道 』(角川ソフィア文庫) 元木 泰雄 (著) »
「自然・環境・生物・宇宙」カテゴリの記事
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます(2017.01.01)
- ジョージ・R・R・マーティン「氷と炎の歌」シリーズ(2015.09.25)
- 丸山コーヒーと中秋の名月(2015.09.27)
- 紅梅が開花していた。ソチ五輪間近。(2014.01.31)
- 遺伝にとって画期的な研究のように感じた(2013.12.04)
「食」カテゴリの記事
- 新型コーヒーミルで焙煎豆を挽いて飲む(2024.01.30)
- いただいた栗を栗菓子にして食べた(2015.09.24)
- 丸山コーヒーと中秋の名月(2015.09.27)
- 天の梯(そらのかけはし) みをつくし料理帖⑩(2014.08.11)
「コーヒー・紅茶・緑茶」カテゴリの記事
- 新型コーヒーミルで焙煎豆を挽いて飲む(2024.01.30)
- 趣味としてのコーヒーと新しいコーヒーミル(2024.01.09)
- コピ・ルアクをとうとう飲んでみた(2012.10.08)
- コピ・ルアク を注文(2012.06.02)
- 角山栄『茶の世界史』を読んだ(2008.04.02)
« 網野善彦『歴史を考えるヒント』(新潮文庫) | トップページ | 『保元・平治の乱 平清盛 勝利への道 』(角川ソフィア文庫) 元木 泰雄 (著) »
コメント