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2012年10月 8日 (月)

コピ・ルアクをとうとう飲んでみた

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2012年6月 2日 (土) コピ・ルアク を注文をしたはいいが、その後続いた暑さと湿気で、ドリップコーヒーを自宅で飲む気になれず、もったいないことに今まで放置していた。

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10月1日のコーヒーの日なるものも過ぎ、前の森から蝉の鳴き声が聞こえなくなった体育の日に、コーヒーミルで挽いて、ペーパードリップで落とし、ようやく飲んでみた。

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さすがに購入したときの芳香は大分おさまってしまっていたが、めったに飲めないものなのでミルを掃除し、気合を入れてドリップして、家族全員で試し飲みをしてみた。

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ベースは、マンデリンということでもともとコクがあるコーヒーで、それほどコーヒー自体の香りは高くない品種だが、穏やかでマイルドな味わいだった。熱い温度のときよりも、冷めてきた方が特徴がでるようで、最後にカップに残ったコーヒーの香りや後味が悪くなかった。

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カップ2杯で、約1200円するのだから自宅で飲むコーヒーとしては破格の値段ではあるが、喫茶店で飲むことは考えればそれほど高いものではない。

今は、コーヒー豆も手軽に入手でき、ドリップコーヒーも家庭で安価に飲むことができるが、今回のような貴重な豆を扱うように、以前の日本人は飲んでいたんだろうなと、そんなことに思いを馳せた。思えば本当に贅沢な暮らしに慣れてしまったものだと思う。

その後、せっかく出した道具なので、冷凍庫に保存してあったウィーン土産のコーヒーの最後をドリップして飲んでみた。ヨーロッパの中でも最も早くコーヒーが親しまれた都市ということもあり、お土産のコーヒーながらとても美味しいものだった。コピ・ルアクとはまったく別の風土のヨーロピアンコーヒーで、ウィンナコーヒー用なのか苦みの強いもので、冷めるとよけいその苦みが際立った。

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