NHK交響楽団 ザルツブルク音楽祭出演 2013/8/25
シャルル・デュトア指揮のNHK交響楽団が日本の常設オーケストラとしては初めてザルツブルク音楽祭に登場した。先日のNHK-BSでその模様が放送された。会場は、祝祭大劇場ではなく、フェルゼンライトシューレの方だった。客席には、サイモン・ラトルの姿も見え、盛んに拍手を送っていた。
武満徹の「ノヴェンヴァー・ステップス」、細川俊夫の新曲(委嘱曲)「嘆き」、ベルリオーズの「幻想交響曲」、そしてアンコールにビゼーの「アルルの女」の「ファランドール」が演奏された。フェルゼン・ライト・シューレとは言え、ザルツブルクの晴れ舞台だけあり、N響団員の表情にも緊張が感じられた。
演奏は、残響が長めの会場のようだったが、音も美しく、キレ味のよいものだった。耳に親しい「ファランドール」は、ノリがイイにもかかわらず、すごく精妙なパフォーマンスだった。
最近のBS放送は、つい先日終わったばかりのバイロイト音楽祭やザルツブルク音楽祭などを短い期間で放送してくれるようになった。かつては、FM放送で、その年の晩秋から年末にまとめて聴いたものだったが、その点時代が変わったのを思い知る。
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追記:
■読売日響のザルツブルク音楽祭招聘キャンセル という記事を発見
(2006年の音楽祭のことらしい)
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