山中大地選手お疲れ様
日本時間の2月12日深夜11時頃(現地時間の午後6時頃)から始まったスピードスケート男子1000mに、山中大地選手と近藤太郎選手が出場した。
NHKBS1と地上波の日本テレビが生中継で放送したのを観戦して応援した。
母から電話で、大地選手の父母と姉、母方の伯父、父方の親戚、母方の親戚が9日に日本を発ってソチまで応援に行ったと聞いていたので、応援席で映るかなと見ていたら、第1組の近藤選手の出番の直前に、「応援団」として映されたを見ることができた。
近藤選手は、全20組中の第1組ということで、特に緊張感が強かったのだろう、固さが見られた。
山中大地選手は、10組までの前半終了後、製氷機が入って、その後2組目の第12組。同走は、南半球のオーストラリア出身のグレイグという選手。大地選手はアウトコーススタート。テレビに映った表情は硬く、相当緊張している様子が伺われた。
スターターは、日本の北沢氏(銀メダリスト)。
スタートダッシュは素晴らしかった。200m通過は、これまでの最速タイだった。グレイグがインコーススタートでグングン飛ばすので、ホームストレートで結構差がついてしまい、焦ったのかも知れない。懸命な滑走をするが、オリンピック代表選考会のときのような伸びやかさが見られないようだった。最後のコーナーでは相当疲れたのか、動きに大きさが見られなかった。そして、ゴール。1分10秒台を持っている大地選手だが、1分11秒93で最終的に36位となった。近藤選手は、1分11秒44で35位。
本来のタイムよりも1秒ほど遅いタイムだったわけで、レース後のコメントでも二人とも悔しさを表していた。
それでも立派に堂々と滑りきった姿は、恰好よかった。全世界で40人しか出場できないこの種目であり、その中で本人としては不本意な部分もあっただろうが、精いっぱいの力で滑りきったのだから。応援団も大地選手も、ここ数日の内に帰路に就くのだろうが、本当に長旅お疲れ様でした。
競技結果は、これまでオリンピック2連勝中の、アメリカの黒人スケーター シャニー・デイヴィスは8位となり、この種目でもまたオランダ勢が金メダル。銅もオランダ。銀はかろうじてカナダの選手が入った。
製氷技術者がオランダ人ということだが、記録的にも勝負としてもここまで強いのは少し不思議な感じだ。スラップスケートのスケート靴にも何かとてつもなく軽いとかの秘密があるのかも知れない、などと勘繰りたくもなってしまう。
それにしても、冬季大会は、番狂わせが多い。絶対王者の女子ジャンプの高梨紗羅、スケートボードハーフパイプのショーン・ホワイトもメダルを取れなかったのだから。
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