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2020年7月27日 (月)

2017年 音大オーケストラフェスティバル

昨夜、NHKのEテレで、全国各地のプロオーケストラ特集2を録画しながらつまみ聴きをしていたら、広上淳一指揮京都市交響楽団のマーラーの第1交響曲(「巨人」)が放送され、そういえば、どこかでこの曲の生演奏を聴いたことがあったなと思い、このブログを検索したが記事がなかった。やはり長い間、記事を投稿しなかった弊害だが、Twitterに残っているかと検索したところ、以下のTweetを発見したので、こちらにまとめて貼り付けてみた。

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2017/11/27 Twitter投稿から

11/25(土)15:00からミューザ川崎で音大オーケストラフェスティバル。2016年は行けなかったので久しぶり。音大生達の汗と涙の結晶をじっくり堪能。上野学園(清水醍輝) 「アルルの女」第1・2組曲より抜粋、コダーイ:管弦楽のための協奏曲、昭和音大(海老原 光)マーラー交響曲第1番(花の章つき)

2014年上野学園(下野竜也)、武蔵野音大(時任康文)、洗足学園(秋山和慶)。2015年昭和音大(齊藤一郎)、桐朋学園(高関健)、東邦音大(田中良和)、東京音大(現田茂夫)、国立音大(尾高忠明)を聴いたので、参加9音大の中で東京芸大のみ未聴。2017年は2CBの中央だったので弦楽器もマスクされない音響。

「アルルの女」は細部まで繊細で美しかった。ヴァイオリニスト出身の指揮者ということもあるのか弦楽合奏も美しい。木管も活躍。フルートソロは絶品。ホール全体に透明な音が響き渡った。終曲の盛り上がりに会場は熱狂。コダーイのオケコンは初めて聴く曲。バルトークの「オケコン」に影響を与えた?

マーラーの第1交響曲は、第1、2楽章間に「花の章」(Blumine)を挿入したもの。恒例のエールのためのファンファーレと、第1楽章の舞台裏のバンダが上手かったことからの後知恵だが、トランペットの女性奏者が大変上手だったので、その披露の意味もあったのかとも考えた。美しく滑らかなトランペット。

第1楽章冒頭のフラジオレットの持続の難所は、緊張するフェスティバルでの一曲目でもありアイドリングが完了していない状態では相当難しいのだろうと思わされた。「花の章」からしり上がりに調子を上げ、特に原曲第3楽章の濃厚な表現はユダヤ風とはかくや、と思わされた。

フィナーレの冒頭の嵐のような大音響とそれに続く猛烈な音楽こそ、やはりこの曲の焦点なのだろう。圧倒された。「さすらう若人」ではなく、いわゆる「タイタン」的なイメージはこのような音響に包まれることで追体験できるのかも知れない。ただフィナーレの構成がくどいのはマーラーの若書きだろうか?

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第8回 音楽大学オーケストラ・フェスティバル 2017

https://www.ongakunomachi.jp/event/24779/

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