Chromebook (クロームブック) デビュー
小画面のスマートフォンでは、コミックの細かい吹き出しの文字が読めないので、タブレットPC(AndroidかWindows)をAmazonなどで探していたが、ふとChromebookが目に止まったので調べてみると、タブレットPC並のタッチパネル機能を持ち、スマホのAndroid並の操作ができるものを見つけた。
上記のリンクの製品は、ネット上の評判もよく、たまたま28%引きタイムセールとポイントアップ10%が実施中で、元値よりも圧倒的に廉価な値段で買うことができることに気づき、使い物になるかどうかの懸念で迷った末、3月2日の土曜日夜についポチッとしてしまった。暫くしてからBluetoothマウスも追加でポチッとクリックした。昨日日曜日はネットでChromebookの予習的な調べものを行ったりして過ごした。
3月4日の月曜日の朝、Chromebookが配達された。
このブログ記事もChromebookで書いている。キーボード操作がWindowsのキー配置と異なり、変換の候補確定キーがスペースキーであることにようやく気付いたところで、試行錯誤しながら書いているが、現行の低スペックのWindows11に比較して、圧倒的に立ち上がりスピードや、ネットのスピードも速く軽く、今のところはとても使える感じを持っている。
懸案のコミックも、12.2インチの比較的大きいディスプレイで読めるので、細かい吹き出し文字は老眼ゆえに少ししょぼしょぼするが、タッチパネルも相まって、実用に耐える感じだ。
プリンタにも繋がり印刷もできた。スマートフォンのAndroidとの連携性が緊密過ぎる感があるので、そこは設定で変える必要がありそうだ。
しばらくいろいろいじってみて、様々な感想をアップしていきたい。
もともと、2020年6月13日 (土) 2011年, 2012年製 EPSON PC WINDOWS 7 から WINDOWS 10へで、USBメモリ起動のCloudReady(現在ではGoogleが開発会社Neverware ごと買収した「CloudReady」を「Chrome OS Flex」に一新 )のトライアルをしていたこともあったし、それより遥か昔に 2007年3月28日 (水) KNOPPIX 5.1.1 日本語版でやはりLinux系のUSBメモリ起動を齧ってみたことがあり、Windows以外のOSにも興味があったこともあり、ChromeOSは結構楽しい。
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2024/03/05追記
かな漢字変換の候補キーがWindowsのように独立してあるのではなく、スペースキーであるのがようやく分かり、独自キーボードに少し慣れてきた。
IdeaPad Flex 3i Gen8 12.2 Chromebookの今の時点での最大のメリットは(これまで低スペックWindowsPCを使い続けてきたこともあるが)兎に角、立ち上がりが速いことだと思う。使わないときにはディスプレイを閉じておけば電源がオフになり、使うときに開けば瞬時といっていいほど直ぐに立ち上がって使用可能になるのが素晴らしい。
我が家のネット環境は貧弱だが、ブラウジングのスピードも過去一番といっていいほど快適で、重いと言われるGoogleEarthの3Dもスイスイと、ストレスなく閲覧ができるほど。
不満点を挙げると、サポートだろうか? 同梱のしおりのWEBサイトのURL(www.lonovo.com/jp/support/)がそもそも現行のもの(https://support.lenovo.com/jp/ja)とは異なっていたのには驚いたが、現行のそのサイトでユーザー登録後に製品登録をしようとしたところ、我が製品はリストにはなく、それならとシリアルナンバーで検索したところ製品登録システムがアップデートされたのでexeファイルをダウンロードしてパッチを当てるように指示がありダウンロードしたところなんとWINDOWS用の実行ファイルでありChromeOSでは無用の長物。無意味なのでユーザー登録を解除しようとしたところ、操作説明の通り実施しても解除ができないという体たらくだった。一方現品に貼ってあるQRコードをスマホで読み込ませたところ、現品が登録されたページが開いたので凄いとは思ったが、ドライバーアップデートなどはPCそのものにダウンロードして実行するはずなので、これまたナンセンス。こういうところがシステマチックな対応力の不足のような気がする。今のところ、製品そのものは悪くないので、サポートは不要ではあるのだが。
ところが、その後暫くマイアカウントのページをいじってたまたまサポートメニューをクリックしたところ、製品のシリアル番号を入力するページに偶然遷移した。番号を入力して検索したら、製品登録ができてしまった。最初に試した他のページのシリアル番号での検索ではエラーが出ていたので、システム的な一貫性のなさに驚いてしまった。
ちなみに、登録できたサポートページでのこの製品の正式名称は Lenovo IdeaPad Flex 3 Chrome 12IAN8 - Type 82XH であり、
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2024/03/06 追記
Lenovo IdeaPad Flex 3 Chrome 12IAN8 - Type 82XH で検索したところ、Lenovo の英語版の公式サイトに IP Flex 3 Chrome 12IAN8 のページが見つかった。
日本向けは マシンタイプが 82XH001KJP というらしい。流石に世界中で販売されており、日本向け仕様はRAM 4GBしかなく、これが物足りないとのレビューが散見されるが他国仕様では 8GB搭載もあり、ストレージも64GBのほか128GBもあり、さらに CPUも Intel N100 だけでなくN200もあるというバリエーションだった。8GB, 128GB, N200 仕様があるのは ASEANとヨーロッパ向け。これを見ると、なぜ日本向けには選択肢がないのかとの疑問が湧くが、国際的にはカスタマイズ品の日本語キーボードというような制約もあるので、やむを得ない事情というやつだろうか?
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2024/03/06午後追記
Chromebookのエンタメ要素の一つ音楽の再生。これは時代の趨勢であるサブスクをした上でのストリーミングリスニングができるので問題ないというような解説やコメントが多かったし、これまでも無料でのYoutubeでの視聴は時折行っていたのでその方向性は理解はするのだが、果たしてローカルでの音楽再生がどうなのかはわかっていなかった。
そこで、Andoroidスマホで利用しているOnkyoのアプリ HF Player を確認してみると、Chromebook対応とあるので、インストールして試してみた。結論から言うと、mp3ファイルの再生は可能である。
ショルティのリングシリーズの「神々の黄昏」をUSBメモリでローカルストレージにコピーし、HF Player で読めるように設定(この設定が分かりにくく、試行錯誤的にあれこれ実行してなんとか聞けるようになった)して、ヘッドフォンで聴いてみているが、PCがファンレスであることもあり、意外にも高音から低音までバランスのよい疲れない音響で楽しめている。ただ、難点は、ヴァーグナーのように継ぎ目なく長々と演奏される曲の場合、トラックのつなぎ目で音楽が一瞬途切れ、プチというような微かな雑音が入ってしまうところだ。意外にもファンレスの効果は大きい。再生プレイヤーとして使えるかも知れない。
参考サイト Chromebookで音楽ファイルを再生・管理してライブラリを構築する 2020年9月30日
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2024/03/08 夕方追記
HF Player アプリは使い勝手があまりよいとは言えないが、音質は良い。このChromebookでは、アプリ側のボリュームコントーロールは、マウスでもタッチでも反応しない。また、イコライザー操作も、PCモードでは反応せず、タブレットモードにしてやると、タッチパネル操作で動かせる。ただ、タブレットモードでは勝手に90度回転してしまい、ホリゾンタルの通常の表示に戻せない。Android用に相当以前に開発されたアプリらしいので、Chromebookで動くだけ儲けものなのかも知れない。
また、このPCのキーボードのキー部分の左下端外の箇所に MaxxAudio のロゴが薄く印字されている。相当古い(2009年)記事だが、ここで紹介されているテクノロジーのことのようだ。
それにしても、ファンレスは快調だ。廉価なオーディオテクニカのヘッドフォンでmp3ファイルを聴いているのだが、音楽に集中できる気がする。ハイレゾ再生をしないのでHF Playerは宝の持ち腐れかも知れないが、まあこれでいいか、という感じだ。
ショルティのリングに続いて、バッハ全集からコロリオフのピアノによるゴルトベルク変奏曲、懐かしいポップスのカーペンターズのベストヒット集を聴いている。カーペンターズでは、カレン・カーペンターのアルト音域の素晴らしいヴォーカルだけでなく、彼女のドラムもよく聞こえるバランスで再生される。(なお、カーペンターズほどメジャーな録音の場合、設定の同期歌詞の取得にチェックを付けると、オンラインであれば、歌詞を自動取得して表示してくれるが、ショルティ盤の歌詞は取得されなかった。)コロリオフのバッハは、これまでのメインPC(Dell製なので多分MaxxAudioが効いているはず)のiTunesで聴いていたときよりも、エコーが掛かっているような気がするのだが、右手と左手の音域の分離が明瞭に表現されているし、ピアノの音が空間に減衰していく様が感じられるような印象で、これはこれで悪くない。
次には、同じバッハでも、グールドや、ソロヴァイオリンやソロチェロを聴いてみようと思う。
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2024/03/09 午前中追記
ここまでのブログ記事をChatGPTに貼り付けて要約をしてもらったら、以下の通りとなった。日本語ながら、ほぼ一瞬で要約して返してくるので、AIの進化は凄まじい。(「➡ 」は意図の補足)
以下に、このブログ記事から得られるLenovo Chromebookの利点と欠点を箇条書きでまとめます:
利点:
・立ち上がりが速い。
・ネットのスピードが速く、ブラウジングが快適。
・コミックの閲覧やプリンタの接続がスムーズ。
・ファンレスで静かな動作。
・音質が良く、音楽再生が楽しめる。 ➡ ヘッドフォンでの音楽鑑賞の場合
・比較的大きいディスプレイで、コミックなどを読むのに適している。
・タッチパネル機能があり、スマホのような操作ができる。
欠点:
・サポートに不満があり、製品登録やドライバーアップデートの手続きが複雑でわかりにくい。
・日本向け仕様のRAMやストレージが他国仕様よりも少ない。➡ 他国仕様にはRAM、ストレージが日本仕様よりも多い機種が販売されている。
・マウスやイコライザーの操作が一部制限されている。➡ HF Player アプリの場合。
・タブレットモードでの設定がうまく機能しない場合がある。➡ 同上。
・システムの一貫性や対応力に不安がある。➡ サポートサイトのシステムに関しての言及で、Chromebookそのものについてではない。
これらはブログ記事から得られる情報を元にした概要です。
意図とは微妙にずれた部分もあるが、概ね大したものだと思う。むしろ、原文の方にそのような誤解を与える側面があったということで、推敲をするほうがいいのかも知れない。
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03/06追記の「ただ、難点は、ヴァーグナーのように継ぎ目なく長々と演奏される曲の場合、トラックのつなぎ目で音楽が一瞬途切れ、プチというような微かな雑音が入ってしまうところだ。」は、設定にあるクロスフェードにチェックを入れることで解決した。フェードというと 音量をを徐々に上げていくフェードインや、下げていくフェードアウトのイメージがあり、楽曲のオリジナルが損なわれるようなイメージがあったが、ワーグナーの楽劇ではそうでもないようだ。ただ、大音量部分にトラックが入っている場合には、うまく繋がるのだろうかという懸念は依然としてある。
このようなブログを書くにあたって、WINDOWSマシンでは、入力がサクサクできないことが偶にあるのだが、今のところchromebookではほとんどストレスなく、キーボード入力が進む。IMEはGoogle製だと思われるが、変換精度がとてもいいようだ。
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2024/03/09午後追記
Lenovo Chromebookにインストールした Onkyo HF Playerアプリ、オーディオテクニカ ATH-S100 ヘッドフォン によるmp3音楽鑑賞の続き。
iTunesからコピーしたのは、シトコヴェツキー(平仮名から片仮名への変換は、キーボード上部のファンクションキー部にある輝度アップキーを使う、という変則的な仕様!)による無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲(ヘンスラーのバッハ全集、モダン楽器)、鈴木秀美によるDHMレーベルへの無伴奏チェロ組曲全曲(古楽器)、グールドのイギリス組曲全曲、ブーレーズとクリーヴランド管弦楽団の旧録(CBS)「春の祭典」。
クロスフェード設定だが、ショルティの「神々の黄昏」では違和感がなかったと書いたが、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番の第1楽章と第2楽章の継ぎ目で変な感じを受けたので、聞き直してみると、本当に「クロス」されていた。前のトラックが後ろのトラックの冒頭に被さっているのだ。
今日最初に聴いたブーレーズ「春の祭典」の部分部分のトラック間の継ぎ目では違和感を感じなかったが、よく聴いてみると継ぎ目直前で、いきなり次のトラックに飛んでいる。 昨日「黄昏」で違和感がなかったのは、集中して聴いていなかったのと、曲をよく記憶するほどは知らないからだった。 クロスフェードは独立曲のオムニバス系を聞くにはいいが、クラシック曲を聞くには適していないのがわかった。 少しの間隙とプチという雑音は我慢する必要がありそうだ。
色々聴き比べると、音質は、上記のような「廉価な」リスニング環境でも、ある種の傾向は見えてきたように思う。これまで聴いてきたものよりも(人工・加工臭さはあるものの) 繊細で伸びやかで細部の分解能が高く、聴き疲れがしない。
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2024/03/10午後追記
◆外付けHDDのmp3ファイルを聴く
iTunesで管理しているリッピング済のmp3ファイルを、いちいち他のWindowsPCからコピペしてくるのは面倒臭いので、最新データではないものの、バックアップしているUSB外付けポータブルHDD(本来このような用途では使用禁止のはずだが)を接続して、ファイル機能によりiTunesフォルダのiTunes Mediaフォルダを開くと、こんな風に演奏家別フォルダにまとめられているので、長年のコレクションで結構膨大なリストになるが、検索機能などを使うと、なんとかお目当ての曲を見つけられ、標準搭載されているメディア操作機能でこんな風に聴くことができるのが確かめられた。
とはいえこのメディア再生機能はあくまでもプレビュー的な用途のためのものらしく、複数楽章の連続再生には対応していないようだ。HF Playerの音楽ファイルとして外付けHDDの当該フォルダを設定すればおそらくHDDの音源を聴けるものとは思うが、先述したようにバックアップデータを日常使いにして「飛んで」しまっては元も子もないので、トライアルはそれ用のHDDを用意してからにするつもりだ。
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2024/03/11夕方追記
昨日は、HDDの様々なデータを再生しながら、ほぼリアルタイムでXにポストを上げたりした。このスレッドにいろいろ書き連ねてしまった。
さて、昨日のChromebookのギャラリーでの再生だが、ファイル機能で複数ファイルを選択して、右クリックでアプリーけションで開くの中のギャラリーを選択することで、連続再生は可能だということがわかった。
しかし、これで連続再生できるようになると、さらに欲張りになってしまい、iTunesでは標準のギャップレス再生が欲しくなってしまう。
ブレンデルによる「エロイカ」変奏曲は続けて演奏されるのだが、各変奏がトラックとして独立しているため、ギャップ再生されるのが結構つらい。
HF Player は、クロスフェードしか対応していないようで、完全なギャップレス対応にはなっていないようだ。
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