ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読み直した (2015年10月)
(2015-10-09初稿)
5月の実家のタイムカプセル発掘から持ち帰った小説を読み直してみた。これを購入したころは、ラテンアメリカ文学ブームが再燃したころだったろうか?初読の際にはストーリーは追えたものの、あまり味わえた感覚はなかったのだが、このような大河小説的伝奇小説は、相当インパクトがあった。
カポーティの「遠い声 遠い部屋」を読んだときにも同様の感覚を味わった記憶がある。(こちらも比較的最近再読して楽しめた。)
どちらも、ものすごく「湿度」が高いのだが、埃っぽさも兼ね備えている。フォークロア的な語りの文学というのだろうか、奇想天外的な要素も含むが郷愁を誘う魅力を備えている。
ガルシア=マルケス
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(2025/1/13追記)
アップ前の記事を見ていたところ、これが見つかった。おそらくもっと詳しい感想を書こうと思ってそのままになっていたものだろう。文庫本発売があったこともあり、いい機会なのでアップする。
ちょうど10年前にこのように書いているので、ソフトカバーの『百年の孤独』は実家から自宅に持ってきているのだろうが、2024年に新潮文庫から発刊された文庫本を2024年冬に購入してしまった。こちらは、最近少しずつ読み直しているが、老眼が進んでいることもあり、読書スピードは上がらず、捗らない。
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