カテゴリー「パソコン・インターネット」の226件の記事

2024年3月20日 (水)

Chromebookを2週間ほど使ってみて

Chromebookを3月4日から2週間ほど使ってみての感想。

デビューの記事をアップして追記で追加の感想をアップしてきたが、とりあえずの総括を。

1. テレビや電子レンジのように家電感覚で気軽に使えるということが一番のポイントだろう。スイッチオンすれば直ぐに使えるようになり、スイッチオフすれば直ぐに切れる。ディスプレイを閉じればスタンバイになり、開けばすぐ使える。(もちろんロック画面の設定をすれば、勝手に誰かに使われる恐れは少ない。)

2.OSのUpdateもバックグラウンドでほぼ自動的に短時間で行われる。我が家の古い低スペックのWindowsPCではマンスリーアップデートが来ると、その間はほぼ使い物にならなくなるほど(2年ほど前家族が買った新型のWindow11は高スペックのためそのような弊害は少ないようだが)。それに関連して、コンピュータウイルスなどマルウェア対策がWindows機ほどには(今のところ)不要なようで、その分軽い。

3.クラウドとローカルの違いを意識せずにシームレスで使える。WindowsのOneDriveよりも直感的に使いやすい。但し、ローカルでの作業に制約があるようなので、その分はトレードオフ関係なのかも知れない。

4.IMFが優秀なのか仮名漢字変換での変換候補も有力候補が上位にリストアップされるので、文章入力もストレスない反応時間で、流行遅れの言葉だが「サクサク」と進んでくれる。考えたことがそのまま文章にできる感覚で、大したことを書いているわけではないが、入力に集中できる。(キーボードの割当がWindowsと異なるのは慣れしかない。)

5.同じ回線を使っているとは思えないほどWebブラウジングのスピードもWindowsPCに比べて大変速いので、イライラが抑えられる。(その分、つい使いすぎてWifiの通信量が増えるのだが。)

6.CPUに空冷ファンがなく、ストレージが回転系のHDDではない固体メモリなので、PCからの騒音が全くといっていいほど出ない。廉価ヘッドフォンで直接PCから聴くという廉価な組み合わせでの音楽鑑賞だが、以前よりも再生音の音質が上がり、音楽鑑賞が楽しい。(但し、データベースとして優秀なiTunesが使えないのがネック。大した手間なく移行でき、データベース的な管理ができる音楽プレーヤーがあればいいのだが。)

7.動画編集やウェブ会議などの重い作業用にChromebook Plusが発表されたというが、今のところそのような作業を行わないので、これで十分。

8.バッテリーの持ち時間が長く、80%の電池に優しいアダプティブ充電設定でも、AC電源を抜いたバッテリー駆動で7時間ほど無充電で使えると表示されるので、デスクからコタツに持っていくなど気軽に使える。筐体も軽いので外に持ち出しも可能(ただし、LTEデータ通信対応ではないので、外で通信する場合にはスマホのテザリングが必要となる:試しにテザリングをしてみたら使えるが、スマホの電池とデータ通信量が大変なことになりそうだ。)

欠点についてもいくつか挙げたが、このPCの特徴であるタブレット的な使い方なども含めてまた別途まとめてみたい。

2024年3月 4日 (月)

Chromebook (クロームブック) デビュー

Lenovo Chromebook クロームブック IdeaPad Flex 3i Gen8 12.2インチ インテル® プロセッサー N100 タッチスクリーン 日本語キーボード 重量1.25kg アビスブルー 82XH001KJP を購入。

小画面のスマートフォンでは、コミックの細かい吹き出しの文字が読めないので、タブレットPC(AndroidかWindows)をAmazonなどで探していたが、ふとChromebookが目に止まったので調べてみると、タブレットPC並のタッチパネル機能を持ち、スマホのAndroid並の操作ができるものを見つけた。

上記のリンクの製品は、ネット上の評判もよく、たまたま28%引きタイムセールとポイントアップ10%が実施中で、元値よりも圧倒的に廉価な値段で買うことができることに気づき、使い物になるかどうかの懸念で迷った末、3月2日の土曜日夜についポチッとしてしまった。暫くしてからBluetoothマウスも追加でポチッとクリックした。昨日日曜日はネットでChromebookの予習的な調べものを行ったりして過ごした。

3月4日の月曜日の朝、Chromebookが配達された。

このブログ記事もChromebookで書いている。キーボード操作がWindowsのキー配置と異なり、変換の候補確定キーがスペースキーであることにようやく気付いたところで、試行錯誤しながら書いているが、現行の低スペックのWindows11に比較して、圧倒的に立ち上がりスピードや、ネットのスピードも速く軽く、今のところはとても使える感じを持っている。

懸案のコミックも、12.2インチの比較的大きいディスプレイで読めるので、細かい吹き出し文字は老眼ゆえに少ししょぼしょぼするが、タッチパネルも相まって、実用に耐える感じだ。

プリンタにも繋がり印刷もできた。スマートフォンのAndroidとの連携性が緊密過ぎる感があるので、そこは設定で変える必要がありそうだ。

しばらくいろいろいじってみて、様々な感想をアップしていきたい。

もともと、2020年6月13日 (土) 2011年, 2012年製 EPSON PC WINDOWS 7 から WINDOWS 10へで、USBメモリ起動のCloudReady(現在ではGoogleが開発会社Neverware ごと買収した「CloudReady」を「Chrome OS Flex」に一新 )のトライアルをしていたこともあったし、それより遥か昔に 2007年3月28日 (水) KNOPPIX 5.1.1 日本語版でやはりLinux系のUSBメモリ起動を齧ってみたことがあり、Windows以外のOSにも興味があったこともあり、ChromeOSは結構楽しい。

 

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2021年5月20日 (木)

新しいプリンタの購入 EPSON EW-M752T (エコタンク搭載モデル)

HP Photosmart 5520 (約8,000円)2012年12月 8日 (土) 無線プリンタを購入 で記事にしたプリンター。2005年9月に購入したHP PSC1510(約7,000円)の故障後に、後継機として購入したものだが、印刷機能がこの4月に故障してしまった。

電源をONにするとガリガリ、ガーガーと回転部から異音が出続けるようになり、クリーニングなど素人としての対応をしてみたが復旧しなかった。

1台目は2005年9月に購入したが2006年8月に印刷不調となり、無料交換対象品だった(当時はメーカーも気前がよかった)ので中古品のリストア品に交換してもらい、それがその後2012年12月まで約6年強頑張ってくれた。2台目HP Photosmart 5520は、WiFi接続の複合機として、年賀状印刷、写真印刷、趣味・学業用のスキャンの回数も多かったが2012年12月から2021年3月まで8年強も働いてくれた。現在、プリンターは消耗品に分類されているが、2台とも長持ちしてくれたと思う。

2台目の故障のタイミングが、たまたま家族の学業での使用は完了した時だったので、それほど買い替えを急ぐ必要はなかったのだが、複合機は提出書類の控えのためのコピーや、スキャンなどでも重宝していたので、やはり買おうということで相談がまとまった。

ただ、いざ購入を検討し始めたところ、このコロナ禍による在宅勤務の増加などで、小売店でもネットストアでも、プリンタの品切れが目立つようにになっており(昨年来ずっとらしい)、とりわけ廉価な製品はよく売れるのか在庫切れで、注文から2か月待ちというように、入手困難な状況になってしまっていた。

これまで使ってきたHPヒューレットパッカード社は、コンパック社のPCを吸収した後はPCメーカーのイメージが強いが、もともと世界的なプリンタメーカーだけあり、さらにこれまでの2台とも超廉価で購入できていたことと、2台目のインクの買い置きもあったので(インクも正規品は高価だが、代替品が比較的廉価で、ランニングコストもそれほどかからなかった)、今度も同じインクが使えるHPがいいと思われたが、ラインアップが2012年頃と大幅に変わってしまい、同じインクカートリッジが使える機種はすでに新製品リストからは消えており、店頭でもHP機は、キヤノン、エプソン、ブラザーが並んでいる棚の片隅に申し訳程度に陳列されているような状態で、まさに消耗品という作りであり、またネットで検索しても欲しいと思える機種が見つからなかった。

そこで、国内3社から選ぶことにしたが、廉価品は入手困難だし、中価格帯もレビューなどを参考にすると「帯に短し襷に長し」のようで、なかなか決まらずにズルズルと時間が過ぎてしまった。

今回の決め手は、①店頭で購入可能、②インク切れが家庭用にとっては一番の関心事でありエコタンク搭載モデル、③故障機の引き取り、という条件がまとまり、エコタンク搭載モデルから探すことになったが、従来のように店頭の豊富な在庫から選ぶというわけにいかず、最寄りの数件の家電量販店をハシゴして、値段や在庫を確認し、一番条件のよかった店からよやく購入したのが、 EPSON EW-M752T (エコタンク搭載モデル)。 昨日購入し、早速家族と自分が使用している4台のノートPCにドライバをインストールして使い始めたところ。

設定や使い勝手については、別途。

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田起こし前の近隣の水田のレンゲソウ

げんげ【翹揺・紫雲英】
(漢名「翹揺(ぎょうよう)」の変化という)マメ科の二年草。アジア原産で、古くから緑肥、牧草として田野に栽培されている。茎は長く地をはい、先は立ち上がって高さ一〇~三〇センチメートルになる。葉は奇数羽状複葉で三~五対の小葉をもち、小葉は長さ一センチメートル内外の倒卵形で先はくぼむ。晩春、葉腋から長い花軸を出し、紅紫色の小さな蝶形花を八個ほど輪状につける。豆果は長さ二~二・五センチメートルの長楕円形で熟すと黒くなる。漢名、翹揺、紫雲英。れんげそう。れんげ。れんげばな。[国語大辞典(新装版)小学館 1988]

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2020年7月27日 (月)

EPSON NY3000 WINDOWS 10 クリーンインストール

NY3000 (2011年購入、インテル Pentium プロセッサー P6100(2.00GHz) , RAM 4.0GB, Windows 7 Home Premium 32bit ) 

2019/9/27 WINDOWS10 HOME 32bit (1903) → 1909へアップデート

2020/7/25(土)朝まで、大きな問題(小さな問題としてはセキュリティソフトのRapportによるブルースクリーンが発生)なく使用していたが、午後に起動し、正常に立ち上がった後、しばらくするとブルースクリーンが出てしまう不具合が急に発生し始めた。数回再起動しても同じ現象。(起動中のブルースクリーンではなかった。)

やむを得ず、他のPCで復旧方法を調べ、スタートボタンの電源メニューで、SHIFT+再起動を選びトラブルシューティング画面を出し、システムの復元を実施したところ、1時間かかったものの、その後はブルースクリーンも出ずに使えるようになったのでほっとしていた。

ところが、7/26(日)朝立ち上げると、再び同じブルースクリーン現象が発生した。

仕方がないので、クリーンインストールに踏み切った。

これまでの2台は、起動後Windowsからのクリーンインストールを行ったが、今回はそれは不可能そうなので、以前作成しておいたUSBメモリからブートする方法で実施したところ、ほんの1時間ほどで、インストールできてしまった。

もともとx64プロセッサなのだが、WINDOWS7が32bitだったため、前回のアップグレードでは32bitしか選択できなかったが、今回は思い切って64bitを入れてみた。

詳細は、別途記載予定だが、その後ソフトやドライバをインストールして、それなりに使えるようになっている。

2020年6月13日 (土)

2011年, 2012年製 EPSON PC WINDOWS 7 から WINDOWS 10へ 

(数年ぶりの、記事投稿)

NY3000 (2011年購入、インテル Pentium プロセッサー P6100(2.00GHz) , RAM 4.0GB, Windows 7 Home Premium 32bit )、NY2200S(2012年購入、インテル Core i5-2430M プロセッサー(2.4GHz), RAM 4.0GB, Windows 7 Professional SP1 32bit )の2台のWINDOWS 7 機。

WINDOWS 7のサポート切れまでに、買い替えるか、ChromeBook化するか、あるいは、Linux(Ubuntu)化するか迷っていたが、ネット情報によると、正規インストールされてライセンス認証されているWINDOWS7機の場合(例のWINDOWS 10無償アップグレード期間に、アップグレードを試みていれば)2019年下期の時点で無料アップグレードできるとのことで、試してみた(WINDOWS7マシンを減らしてWINDOWS10を増やすためのお目こぼし的な救済措置?)のだが、結論的に言うと、2台とも無事WINDOWS 10機として動くようになった。

(手順で参考になったのは、詳しく記載されているこのページ

2台ともWINDOWS7時代のソフトウェアやデータを残す上書きアップグレードを選択してしばらくは順調に稼働していたのだが、同じEPSON製と言ってもその後の挙動は異なってしまい、古いNY3000(このマシン)の方はいまだにその後のマンスリーアップデートも順調に当たりWINDOWS UPDATEの不具合は出ていないが、NY2200Sの方は2020年の年明け頃からアップデートを適用しようとすると、ブルースクリーンが出てしまうようになり、その時点からアップデートができないようになってしまった。

4月初めから感染防止のための勤め先の措置で在宅勤務が続いていたが、NY2200S が安心して使えなくなるようならそれなりの手段を講じなければならなくなり、5月末の土日を使って、思い切って NY2200Sに前回アップグレードした時にダウンロードしてUSBメモリにインストールしていたアップグレード用のプログラム(メディア作成ツール)を使いクリーンインストールをしてみたところ、(マシンのスペックが低いのでやむを得ないのだが) 時間は非常にかかったものの、無事インストールに成功し、見違えるようにキビキビ動作するようになり、懸案だったマンスリーアップデートもすんなり当たるようになってくれた。(参考にしたのはこの記事。詳し過ぎるが一度クリーンインストールを経験した後で読むと参考になる記事 前半後半

なお、使っているうちにどうも何らかの怪しいソフト(WIREDのこの記事)が仕込まれてしまったらしいDELL製WINDOWS10機があるので、どうにかしなくてはならないと思っていたのだが、NY2200Sの成功に気をよくし、 クリーンインストールで解決できるだろうという想定の下で試してみたところ、こちらも低スペックゆえに時間はかかったもののクリーンインストールが成功し、怪しい動きが完全に消え、動作も軽快でスムーズになってくれた。

自作データのバックアップや、ソフトウェアの再インストールの手間はかかるが、各種デバイスドライバはいつの間にか当たるものも多く、プリンタもWiFi接続してあるので、接続するだけでドライバがインストールされるなどドライバ関連は意外に問題が少なかったので、やはりクリーンインストールに勝るものはないようだ。

このNY3000は、前記の2台よりも複雑な利用をしているので、ソフトウェアも多く、さらに長年使いこんであれこれ設定しているので、クリーンインストール後にほぼ同じ使い勝手にまでもっていけるか少々不安なところがある。それでも、古いマシンから新しいマシンへの引っ越しでも、同じような準備と対応が必要だと割り切り、クリーンインストール後の軽快さを味わうためには、少し面倒でもトライしてみようと準備を始めているところ。

 

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2017年1月 8日 (日)

運営会社の都合によるホームページ閉鎖のお知らせ

音楽の茶の間 というホームページを公開していましたが、

http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/

以下の通知の通り、2016年11月のサービス終了により閉鎖となりました。

http://homepage.nifty.com/information/2016/01/

部分的にリンク欠損はありますが、以下のアーカイブページで見ることができます。

https://web.archive.org/web/20130407130145/http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/index.html

2015年10月 3日 (土)

セキュリティソフトの自動更新と手動更新

2011年9月 7日 (水) PCセキュリティソフトのランニングコスト で、3年契約のコストパフォーマンスに優れたセキュリティソフトのインストールができたのだが、更新時期の2014年にはうっかり自動更新の設定のままだったらしく、今度は1年契約の割高なものになってしまっていた。

そこで、2015年には自動更新設定をはずしておいたところ、しばらくPCを使わないでいるうちに、契約期限が過ぎてしまっていた。

そこで、前回の記事を参考に改めて、新規ソフトの導入を考えた。(登録した情報はかつてのものがそのまま存続してはいるのだが。)

マカフィーというセキュリティソフト企業の販売(ライセンス)形態は、少々わかりにくく、インストールしたソフトからつながるサイトは、

http://home.mcafee.com/

で、以下の個人のお客様向けの割引情報は出ていない。

マカフィーで検索して表示される個人のお客様向けサイトは

http://www.mcafee.com/japan/home/

で、こちらに最新ソフトの3年間、インストール台数無制限のとてもお得な情報が表示されている。

前者では、最新の最上位ソフトであるマカフィーリブセーフが1年契約で6,566円(20%割引)だが、後者では期間限定で9/3から10/15の間だけらしいが、

マカフィー リブセーフ™- 3年間加入料
マカフィー リブセーフ™ サービスを使用すると、ご使用のすべてのデバイス、データ、個人情報を保護できます。 ショッピング、バンキング、検索、共有を安心して行うことができます。
定価 ¥15,408 から ¥4,623 割引 ¥10,785

で、1年あたりではほぼ半額となる。

これは結構お得感があり、タブレットPCやスマートフォンにも適用できる。

3年契約のデメリットは、3年間同じソフトを使い続けることになるので、最新の性能が向上してソフトが登場しても切り替えるという選択肢が減ることになるくらいか。もちろんウィルス対策データは自動更新されるし、ソフトウェア自体も自動アップデートされるのだが。

今回のソフトは、脆弱性スキャナという機能が追加され、ブラウザやiTunesなどパッチがあたっていないものを管理し、自動アラームを挙げてくれるという結構便利なものが追加されている。

この時期にこのようなキャンペーンを行うのは、米国などの学校の新学期の開始に合わせたものだろうか?その意味で日本向けにカスタマイズされていないのかもしれない。

2013年10月15日 (火)

cybernetics space の情報、ニュース、伝聞、噂

稲刈りや絶ゆと思いし蝉の声

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サイバースペース Cyberspaceが Cybernetics Space の略だということを初めて知った。

cybernetics 人工頭脳研究,サイバネティクス.

語源 Norbert Wienerの造語.ギリシャ語kybernetes(操舵手)
 

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

様々な出来事は、サイバースペースの成立・普及以前は、主に新聞、ラジオ、テレビなどのマスコミ、マスメディアによって一方的に伝えられてきたが、その一方で小規模のコミュニティ内では、情報、ニュース、伝聞、噂、風の便り、クチコミによって、真偽不明ながらそれら情報が伝えられていた。(「西郷隆盛が西南戦争後にロシアで生存していた」という大津事件に先立つ噂や、関東大震災での様々な流言飛語・デマ・流説・風説)

そのデマ的な情報が発信される瞬間のようなものを、先の東日本大震災の時に実体験したりもした。

地震の揺れの時点で、ちょうどオフィスビルの外を歩いていたのだが、オフィスに戻れずに外で避難していると、一人の老年の男性がそのビルの内部の壁面が崩れて出入りができなくなった、とまことしやかに誰彼ともなく話しかけていた。それを聞いたときには驚いたのだが、後に事実は入場規制と、部分的なひび割れのみだったことが分かった。どのような意図で彼がそのような情報を伝えまくっていたのかは知らないが、伝聞のされ方によっては尾ひれがついて大被害の噂にもなりかねかった。

一方ではマスメディア発の悪質なデマとしては、震災と福島第一原発の事故から少し経ってからのネットに掲載された毎日新聞記事に、東京からの西方面への東海道新幹線の座席が(避難者で)予約で一杯で予約が取れないというニュースが出ていたのを読んだ。当時のTwitterの記録に残っている。これは、JRのCyberstationで予約状況を調べてみたら、全くの根も葉もないデマだということがすぐに確認できたので「悪質」と断じたのだが、この情報を掲載した記者や新聞社の意図を尋ねてみたいものだ。

現在は、その小規模コミュニティの噂が大規模に拡大し、見知らぬサイバースペース上で、様々な「情報」が駆け巡っている。そして、マスメディアが流す比較的「無毒化・上品化」された情報の裏で、サイバー空間では、表に出せない情報が駆け巡っていることがままある。ローカルなニュースであっても、その地域の事情通などが、マスメディアで報道されない個人情報や公序良俗に反するような情報をネットに流すこともある。

今後、この時代の歴史を叙述しようとする後世の歴史家は、オフィシャルなマスメディア情報のような公式見解とともに、このようなサイバースペースを駆け巡り、膨大に蓄積される玉石混交の情報を丹念に洗って、より「事実」「真実」なるものを描くことが要請されるようになるのではなかろうか?

是非はあっても、メガデータなど、人類の動態を把握することがすでに行われているし、ツイッターなどの情報を分析して、あの大震災での人の「心理」を研究することも行われているようだが、サイバースペース自体が、人間の脳内世界の外部化だとすれば、それも当たり前といえば当たり前なのかも知れない。

2013年10月14日 (月)

「Googleが新しい広告でユーザの顔と名前を勝手に使うのを, やめさせる方法」という記事

Googleが新しい広告でユーザの顔と名前を勝手に使うのを, やめさせる方法

http://jp.techcrunch.com/2013/10/12/20131012opt-out-google-ads/

上記記事のリンクだと英語サイトに飛ぶが、これでやっても大丈夫ではあった。

日本語でやりたい場合、Googleにログインして、自分のアカウントにある Google+ というリンクをたどり、そのサイトにある「共有おすすめ情報」の編集で、「自分のアクティビティに基づき、広告内の共有おすすめ情報に自分の名前やプロフィール写真を表示することを Google に許可する。」のチェックを外して保存すればいい。

2013年10月 4日 (金)

“青空文庫を縦書きで読む” 「青空+BinB」が公開 というニュース

青空文庫を縦書きで読めるリーダーは、これまでも利用可能で、以前使わせてもらっていたことがあったが、とうとうブラウザー上でも読めるようになったということだ。

青空+BinB http://binb.jp/aozora/

このサイトでそのまま読める。

ちなみに、アクセスランキングは以下の通りとのことだ。

青空文庫XHTML版 アクセスランキング(2013.08.01-2013.08.31)

1 こころ 夏目 漱石
2 風立ちぬ 堀 辰雄
3 走れメロス 太宰 治
4 〔雨ニモマケズ〕 宮沢 賢治
5 舞姫 森 鴎外
6 吾輩は猫である 夏目 漱石
7 蜘蛛の糸 芥川 竜之介
8 人間失格 太宰 治
9 銀河鉄道の夜 宮沢 賢治
10 ドグラ・マグラ 夢野 久作

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紹介記事は以下の通り。

http://current.ndl.go.jp/node/24498

株式会社ボイジャーが、青空文庫に登録されている書籍を検索し、ブラウザ上で縦書きで読むことができるサイトを2013年9月30日に公開しました。

このサイトは電子書籍読書システム“BinB”を導入しており、文字サイズの変更など、ブラウザ上でアプリ同様の動作を利用できます。

青空文庫のXHTML版のアクセスランキングも表示されており、リンクから直接作品を閲覧することができます。著者名から収録作品の一覧も確認できます。登録作品数は著作権が存続するものを除いた11,000タイトル以上とのことです。

青空+BinB
http://binb.jp/aozora/

BinB
http://binb-store.com/

【おしらせ|青空+BinB】
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=532242666854154&set=a.274835249261565.66143.137041543040937&type=1

参考:
株式会社ボイジャー、HTML5ベースの電子書籍読書システム“BinB”を公開
http://current.ndl.go.jp/node/19695

より以前の記事一覧

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