年末にインフルエンザA型に罹患し、タミフルの副作用で大腸炎となったが快復
昨夜から、これに該当する症状が出てしまっています。明日クリニックに連絡して受診しよう。」
タミフルの副作用で
出血性大腸炎
タミフルには様々なリスクがあると度々言われていますが
今回我が家もその副作用に見事に当たったので残しておきます
インフルで血便は通常出ませんしタミフルを飲む前は熱と関節痛のみでした
タミフル服用翌日
噴き出るような汗と強烈な腹痛と
また、この管理栄養士の方のブログも参考になった。(2012年3月13日 虚血性腸炎・・!?)
2020年の新型コロナ禍以降、うがい手洗いマスクと新型コロナとインフルのワクチン接種を励行していたためか、家族のだれも本格的な風邪を引くことがなかったが、2023年の冬には我が家でも結構風邪が流行った。
家族の一人が12月17日の週に発熱したので、かかりつけ医に受診し検査してもらったところ、インフルエンザA型の診断が出た。家族はタミフルと解熱・鎮痛剤、咳止めの処方により、受診後翌々日くらいには熱も下がり、多少お腹がゆるくなったようだが快方に向かい、出勤できるほどに快復したが、それと前後するかのように12月21日(木)になって私が身体のだるさと(なぜか)右わき腹痛が出てきたと思ったら次第に発熱してきた。用心して早寝したが体温が38℃を超え、翌12月22日(金)朝も37℃台だったので、午前中に同じ医院で診察・検査を受けたところ同じくインフルエンザA型の診断(新型コロナは陰性)が下り、薬局で同じ内容の薬が処方され、同じような経過をたどるのかと思いながら静養していた。
私にとっては初めてのタミフルの処方で、タミフルと解熱・鎮痛剤を服用(咳止めも出たが咳の症状がなかったので服用せず)したところ、その日の内に平熱に下がり、土曜日は平熱が続いてすっかり楽になったのでテレビで音楽番組を楽しむこともできこのまま回復するだろうかとのんびりしていた。熱も治まり、咳は出ないので、服薬はタミフルのみに切り替えて、金曜日の昼、夕、土曜日の朝、昼、夕の食後に服用していた。
ところが、土曜日の夕食後に、そろそろ寝ようかと寝具に入って休んでいたところ重苦しい便意を感じたので、先に治っていた家族同様風邪がお腹にきて出たら治る兆候かと期待していたのだが、それが七転八倒的な苦痛の始まりだった。便意はあるのだがいきんでも出るものが出ず、腹痛が続き、その内に冷や汗が滂沱として出てパジャマがびしょ濡れになるほどだった。寝具に横になり腹痛をやり過ごしてからまたトイレに籠るのをを2,3回繰り返した結果、ようやくまとまった下痢便が出た。しばらくしてまた便意があり、明らかに赤い血便が出始めた。血便など初めてだったので真っ青になりネットで調べて見つけたのが冒頭の記事で、多少の症状の違いはあるもののほぼ同じ経過をたどっているようだったため、これを参考にタミフル服用は止め、食事も経口補水液などに切り替えて安静にすることにした。その後、土曜日の夜は1時間置きに2,3回トイレに行くことになり、そのたびに血便が出た。翌日の日曜日の朝には大便の回数は減ったが、引き続き血便が出た。日曜日には家族に様子を伝え、もしかしたら入院の可能性もあると話した。
月曜日の朝、掛かりつけ医に病状を電話で説明したところ、すぐに受診するようにとのことで、家族に医院までクルマで連れて行ってもらった。医院では、簡単な診察後、タミフルの服用ではたまに血便の副作用があると伝えられ、ビオスリーという胃腸薬と五苓散という漢方薬を処方された。
Xに投稿したポストではこんな経過だった。
12月23日の夜から24日の朝は下腹痛が続きほぼ1時間おきの血便が辛かった。24日は2時間おきくらいに減ったが、血便が出る間は絶食している。25日少し快方に向かい午前中かかりつけ医受診。タミフルによるものだろうとの見立てで胃腸薬と漢方薬処方。
ようやく血便が治まってきた。服用しているのはビオスリーと五苓散という薬。ほとんど水分しか摂っていないがまだ空腹感はない。食事の匂いがきつく感じるので、まだ食事は無理かも知れない。
水曜日夜、玉子粥と具なし茶碗蒸しを少し食べた。久しぶりの味付き。ただ、翌朝の木曜日の朝は少々腹痛。その後は五分粥を炊いて貰いすり下ろしリンゴなど。血便は出なくなった。24日から29日までまともな食事ができず体重は5㎏減った。
米から炊いた五分粥は塩なしでもしみじみ旨い。シャトルシェフで保温を続けるとより柔らかくなり甘味が感じられる。
タミフル起因の胃腸炎で空腹感が生じないのは身体の防衛反応だろうが、健康な時の空腹感や食欲が不思議に思えてくるほど。毎日の食欲そのものが生活習慣病なのかも知れない。
体重減に伴いタニタの体組成計が示す筋肉量と共に内臓脂肪レペルが低下している。腹回りの贅肉は目立って落ちてはいないので、療養中のカロリーは内臓脂肪と筋肉に蓄えたものが消費されているのだろう。以前胃腸炎になった時もそうだが空腹感を覚えないのが不思議だ。
いわば不可抗力的な断食とでも言える。食中毒的な胃腸炎ではないため、タミフルの影響がなくなり症状が治まると、次第に流動食から五分粥、うどんなどに戻して行く過程は、断食からの復帰とほぼ同じだと思われる。ただ一度は腸内フローラがズタズタにされたところが異なる。少しずつ再構築中。
それでも次第に回復してきたが、食事を戻すタイミングによってはまた酷い胃腸炎に成りかねないという恐怖心があり、年末年始の休みは、家族が食べるお節料理などを傍目に見ながら、胃腸に負担のない御粥やうどん、雑煮などの病人食を用意してもらった。
ようやく1月4日には処方された10日分の飲み薬も完了し、ほぼ通常食を少量ずつ食べられるまでに快復した。ほぼ2週間の静養を強いられたことになる。
まさかタミフルの副作用で、このようなことになるとは思わなかった。同じくインフルエンザのワクチンを接種済の家族の一人が年末の仕事納めから帰宅後発熱したが、解熱剤を服薬して休んだところ、翌日には平熱になり、下痢などの症状も出ることなく回復したので、タミフルを服用せずに同じように過ごせば、腸炎に見舞われることなく治癒したのではないかと思われる。
次回インフルエンザに罹患した時には、敢えてタミフルに頼ることなく、過ごしたいものだ。
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