新型コーヒーミルで焙煎豆を挽いて飲む
手挽きコーヒーミル 中国製のタイムモア TimeMore C2 Maxを年初に購入してから、コーヒーを淹れるのが面白い。
あらかじめ中細挽きで挽かれた粉売りのレギュラーコーヒーで淹れた場合に比べて、ミルで比較的細かく挽いても(C2 Maxで18クリック)お湯が滞留せずに素早くドリッパーから落ちてくれる。多分微粉の含有率が低いのだと思う。微粉が少ないとペーパーが目詰まりしないから、お湯の透過速度が速いのだと思う。粒度も揃っているように感じる。挽きの粗さを調節することにより、同じ豆でも味が微妙に異なるのが分かる。細く挽くと濃厚に、粗く挽くとスッキリとする傾向だ。ただ、お湯の温度、蒸らしの時間、ケトルから注ぐお湯の量など、味に影響を及ぼすファクターが様々で、マトリックスク的な管理表で採点でもしないと、なかなか満足する味のコーヒーが淹れられないし、さらに再現が難しい。
昨年末からこれまでに購入した豆。
- UCC モカ100% Medium Roast 200g エチオピア産 賞味期限 2024.10.06 (スーパー店頭売り)
- 京都西京極 小川珈琲店 有機珈琲オリジナルブレンド 160g 有機ペルー中煎 25%, 同エチオピア同 20%, 同メキシコ同15%, 同ホンジュラス同15%, 同インドネシア同15%, 同ウガンダ同10% 賞味期限 2024.11.29 (スーパー店頭)
- UCC ゴールドブレンド スペシャルブレンド 250g ブラジル、ベトナム産 賞味期限 2024.11.17 (スーパー店頭)
- スターバックス ハウスブレンド ミディアムロースト 味わいの強さ8、アラビカ種100% 250g コロンビア、グアテマラ産 原産国名ベトナム、輸入者 ネスレ日本 賞味期限2024.10(スーパー店頭)
- ジュピターブレンド 200g ブラジル、コロンビア、エチオピア、他 賞味期限 2024.06(ジュピターコーヒー店頭)
ところで、コーヒーミルの世界は、2005年にドイツのミュンヘンで創立されたコーヒー焙煎の会社が、2013年にコーヒー調達旅行向けの携帯用のコマンダンテという名の高性能グラインダー(ミル)を開発し製造・販売を開始したことで、画期を迎えたようだ。現在、このミルは円高の影響もあり、日本ではamazonなどで、何と5万円近い価格で販売されている。
私が購入したTimeMoreや、1Zpresso KINGrinderなど、日本でよく売れているミルは中国本土製だが、価格的にはコマンダンテの半額から数分の1ほどの価格で売られている。
不思議なことに、日本製の手挽きミルにはコマンダンテに類似する金属刃タイプの携帯用コーヒーミルはほとんど製造されていないようだ。レトロな雰囲気の手挽きミル(携帯性はない)は、ドイツの老舗ザッセンハウスのものが売れているらしい。
日本のコーヒー用具の老舗メーカーのカリタや、ハリオ もコマンダンテや中国勢とは異なり、これらとタメを張るような製品を出していないのは少し寂しい。
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