2016年、平成28年、丙申(ひのえさる)の年、明けましておめでとうございます。
よき一年になりますことをご祈念申し上げます。
よこはま動物園ズーラシアで2008年頃まで飼育されていたキンシコウ(金絲猴、Golden Monkey)です。2007年に撮影しました。
これからもときおり書きたいことを書きたいように書いていきたいと思っております。
明けましておめでとうございます。
当ブログも昨年6月に満10年を迎えました。本年もよろしくお願いします。
さて、羊で始まる東洋の諺には、なかなか新年にふさわしいものは見つかりませんが、美味しい羊羹は、「棹物の一種。中国の羊肉の羹(あつもの)を原形とするもの。古くは禅宗文化とともに渡来したが、日本では小豆を主原料として羊の胆の形につくって蒸し、汁に入れて供された。後、蒸し物のまま茶菓子として供されるようになったのが蒸し羊羹の始まりで、今日ふつうに見られる、砂糖を加えた餡(あん)に寒天を混ぜて煮つめた練り羊羹は、安土桃山時代につくられた。」 国語大辞典(新装版)小学館 とあるように、羊肉のあつもの(野菜や魚肉を熱く煮た吸い物)を原型とするようです。
羊羹のように、滋味があり周囲が和み満足感を与えてくれるような年になるよう祈念いたします。
本ブログの登録日は、2004年6月7日ですが、その前に2003年1月よりホームページの方であっぷしていた「日々雑録 ウェブ版」という電子日記を2003年1月15日から始めていましたので、この2015年1月で満12年になります。
最近、電子的な発信が間遠になりましたが、これからもときおり書きたいことを書きたいように書いていきたいと思っております。
この春に、久しぶりに鎌倉を訪れた。花見の時期だったので、段葛の桜を愛でようかということになった。
江ノ島電鉄に乗りたいという子ども達のリクエストで、藤沢まで東海道線で出てから、江ノ島駅まで乗車した。いつもながら休日の混雑は凄かった。
これまで何度も行った江の島側ではなく、初めて竜口寺を参拝した。ここは、日蓮が元寇の時の幕府批判によって、鎌倉幕府から斬首の刑に処せられそうになったが、落雷?によって刑を免れたことで知られるお寺で、五重塔や仏舎利塔が遠くから眺められたのだが、初めてお参りしてみた。
どうせなら、腰越のこの辺りを散策してみようということになり、江ノ電モナカを買ったり、腰越名物のシラス丼をお昼に食べたり、腰越状で知られる義経、弁慶ゆかりのお寺万福寺を訪ね、腰越神社に参詣したりした。
ここから、腰越駅まで戻るのも電車の混雑もおっくうなので、そのまま江ノ電と海に挟まれた国道を延々と歩いてみることにした。渋滞の名所だが、意外に道路は空いていた。よくドラマのロケなどに使われる鎌倉高校前までは比較的簡単に歩けたが、そこからが結構遠かった。それでも、腰越・鎌倉高校前・七里ヶ浜・稲村ケ崎駅まで江ノ島駅からだと四駅分を歩いたことになる。稲村ケ崎駅から江ノ電に乗り、極楽寺駅、長谷駅を経由して、鎌倉文学館を訪ねるため、由比ヶ浜駅で下車した。
文学館を訪れるのも初めてだった。鎌倉を舞台にした三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズが大ヒットし、さらにテレビドラマに取り上げられて話題になったことがきっかけらしく、鎌倉・神奈川ゆかりのミステリー小説の特別展(鎌倉文人録シリーズ7「ミステリー作家翻訳家」)が開かれていたのだが、その中に、澁澤龍彦は没後25周年特集展示で紹介されていた。サドの翻訳などで知られ耽美・倒錯的な作家というイメージではあったが、そういえば晩年の作「 高丘親王航海記」を読みたいと思いつつ、読んでいなかったのを思い出した。また、何でもこの洋館は、このころ放送された「カラマーゾフの兄弟」の舞台にも使われたと妻が言っていたが、由緒ある歴史を持つ洋館のようだった。
鎌倉文学館を見学してから、バスで鎌倉駅前まで行き、そこから段葛の花見をしながら、久しぶりに鶴岡八幡宮に詣でた。
数年前に倒れた大銀杏の切り株からは、ひこばえが生え始めていたが、舞殿からみる石段と神社の遠景は相当印象が変わっていた。
2008年3月の大銀杏のありし日の姿
参詣した後、以前鎌倉を訪ねた父母が歩いて廻ったという北鎌倉方面へ、やはり歩いて行ってみることにした。八幡宮の裏山に当たるのだが、歩道はあまり広くない。それでも北鎌倉方面から歩いて来る行楽客は結構多く、すれ違いに難儀することもあった。
初めてみる建長寺の山門は巨大だったが、時間もあまりなく門前で記念撮影をしてから、円覚寺方面に向けて歩き、しばらく小道を行くと北鎌倉駅にたどり着いた。
ビブリア書店が設定上あるはずの北鎌倉駅前の小道は、現実の風景の中では円覚寺側にしか道路が無いため、小説の舞台設定と現実には少し齟齬があるように思えたが、どうなのだろうか?
毎年この季節になると、田舎から夏野菜が大量に届く。父が家庭菜園で丹精した胡瓜、茄子、トマト、莢隠元、獅子唐辛子、ピーマン、じゃが芋(*)などなど。そのほか、赤紫蘇や岡鹿尾菜なども。
(*)最近読んだ牧野富太郎のエッセイによると、南米原産のじゃが芋 potato を 馬鈴薯と呼ぶのは間違いだという。
特に、今年は高冷地の田舎も猛暑の影響か、胡瓜と茄子の出来がよく、見事に大振りに実ったものがダンボール箱いっぱいに届いた。
また、妻の実家からは、信州黒姫山麓の農家産のトウモロコシと、地元産の桃が送られて、それに加えて妻の近所の友人から地元の家庭菜園でできた茄子なども沢山届き、臨時で八百屋を開店したいほどの盛況になっている。
先週初めから、妻が珍しく本格的な夏風邪を引き、その間の料理は夏休みの高校生の子どもたちや私が担当したのだが、冷蔵庫に入れる余地がないため段ボール箱に入れて、廊下に置いてある野菜の様子を、この土曜日にチェックしてみると、室内30度を超す高室温のため、せっかくの葉物は傷んでいるものもあり、茄子も胡瓜もしなび始めていた。
夏野菜料理と言うと、生野菜サラダや味噌汁のほかに、大量に投入した野菜カレーや、茄子とピーマンと玉ねぎによる油味噌が思い浮かぶが、それだけでは使いきれないと心配になり、結婚のときに買った素材別の料理ブックを開いてみたところ、ラタトゥイユなる料理が目に留まった。どうやらこの料理ならば、茄子、胡瓜、トマトを大量に一度に調理できそうだと目星がついた。フランス料理風な名前だが、イタリアやスペイン風でもあり、なかなかおいしそうだ。
レシピ通りではないが、適宜アレンジして調理してみたところ、特別に調味料は使っていないにもかかわらず、野菜の甘みと旨味が混然一体となったなかなか結構な味の料理が出来上がった。自己流のポイントは、ニンニクを隠し味にするため玉ねぎを炒める前に最初にオリーブオイルで炒めること(イタリア料理では当たり前?)と、コンソメなどの固形スープが無かったのでその代わりに粉末の昆布だしの素を使ったことだろうか?グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果ということが美味しんぼ情報として頭に残っていたが、今回のはトマトと昆布のグルタミン酸相乗効果であろうか?
土曜日の夕食には、スパゲッティを茹で、このラタトゥイユをソースとして和えて、夏野菜スパゲッティにしてみたが、もしかしたら「お金が取れるかも」と密かに自画自賛できるほどのレベルだった。
翌日の日曜日は、午前中からラタトゥイユ第2弾に挑戦してみた。今回は胡瓜を入れ忘れたことや、使い残しのじゃが芋や莢隠元を使ったこともあり、途中から方向転換して、この野菜の煮物ラタトゥイユ風をベースにした夏カレーにしてみた。ただ、玉ねぎとトマトの甘みと旨味と酸味が際立っているせいか、カレールーを投入しても、ベースの味にカレーの風味が少し負けてしまい味のバランスがあまり整わない気もしたが、それなりに野菜を美味しく消費できた。
ところで、昼食の付け合せは、ゴーヤの炒め物。卵や肉を入れたチャンプルー方式にしなくても、ごま油で炒めて、鰹節を掛けるとそれなりに美味しいことが分かった。
夕食もカレーで、大量の野菜が入っているのだが、さて胡瓜をどうしようかと思い、夕食には胡瓜の炒め物を試してみた。先の料理ブックの胡瓜の章に、生食するのが普通だがビタミンCを分解する酵素が入っているため、中華料理では熱を加えて食べることもあると書かれていたことにヒントを得た。やはりゴマ油で炒め、フライパン蓋で少々蒸し焼きにして熱を通し、軽く振り塩をしてから、中華スープ(ラーメンスープの残ったもの、昆布だしの入った麺つゆでも可)を加えて、少し冷ましてから食卓に出したところ、胡瓜独特の青臭味も抜け、中華風漬物とも言えるいい味になっていた。大量に取れる夏場の胡瓜を腐らせずに日持ちさせるためには、実家の母が佃煮にして保存するようにしているが、毎食の生食のサラダや塩もみなどに飽きたときには、この炒め物もなかなかよいのではないかと思ったりもした。
今年も暮れようとしている。冴えた夜空には、東に19夜の月が輝き、南にはオリオン座がかかっている。
後1時間余りで、2012年から2013年に切り替わる。二つの年を跨いで何かをすることを、「年またぎ」と言うらしいが、二年参りの人たちを乗せる電車が、毎年この晩は終夜運転をするらしい。
皆様にとって来年がよい年となりますように。
https://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/2009/12/post-d1dd.html
「2009年12月22日 (火) 冬至の日に調べてみた」
少々似た趣旨の記事を発見した。さすがに新聞記事の方が要領よくまとまってはいる。後半は、さすがに気象予報士だけれど。誰もが知りうる事実をもとにしたエッセイなので、著作権云々はないけど、リードの部分などちょっとね。
日本経済新聞の記事
「日没が一番早い日」ではない 冬至めぐる意外な事実 気象予報士 伊藤みゆき 2012/12/21 6:30
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2001W_Q2A221C1000000/
12月21日は二十四節気の「冬至」です。「冬至・冬なか・冬はじめ」ということばがあるように、昔から暦の上では立冬(今年は11月7日)からが冬ですが、本格的な寒さは冬至ごろからといわれています。
1年で1番太陽の力が弱い日は、「これ以上陰が極まる日はない=これからは陽に転じる」という中国の易経から「一陽来福(悪いことが去り、良い方向に転じる)」という言葉と結びつけられていたり、ヨーロッパでも太陽復活の祭りが行われていたりしたようです。日本では、カボチャを食べたりゆず湯に入ったりする風習がありますが、寒い時期に体を温めたりビタミン補給したりするという健康管理にかなっていますね。冬至の日は、日の出・日の入りの位置が最も南寄りになり、太陽の南中高度が最も低くなります。例えば、東京では6月下旬の夏至の頃の南中高度は78度近くなのに対し、冬至の日は11時39分に30度9分。午前中のうちに南中に達するので、昼休みに外に出ると、すでに太陽は傾き始めている状態です。夏に比べて昼間の影が長いことからも実感できます。「冬至とは何か」と聞かれれば、多くの人が「夜が長くて昼が最も短い日」とすぐに答えられるかと思います。一方、このことから「日の出が最も遅くて、日の入りが最も早い」と思っている方もいるかもしれませんが、これはちょっと事情が異なります。
2012年~2013年にかけて、日の入りが最も早くなるのは、札幌は12月初め~半ばで16時ちょうど、東京は11月末~12月上旬で16時28分、福岡は11月末~12月上旬で17時10分。日の出が最も遅くなるのは、札幌が12月末~1月上旬の7時6分、東京は1月上旬の6時51分、福岡は1月前半の7時23分です。
各地に見る、日の入りが最も早くなる時間と日の出が最も遅くなる時間各地とも日の入りが早くなるピークが、日の出が遅くなるピークよりも先なのです。つまり、冬至の日には「日の出はもう少し遅くなるけれど、夕方は徐々に明るくなり始めた」という時期で、そのズレの兼ね合いによって昼間の時間が最も短くなるのです。
■早朝は寒い…とは言えない日
「冬至以降に日の出が最も遅くなる」ということから、おもしろい事実も浮かび上がってきます。放射冷却による気温の底は日の出頃。つまり、これから年明けにかけては「朝の冷え込みが最も遅い時期」といえるのです。私は午前3時半に出勤するため2時半に起床しています。すると「暗くて寒い時間に起きるのは大変だね」とよく言われますが、実は、この時期は、6時過ぎに起きて7時過ぎに家を出る一般的な生活をしている人が最も寒い思いをしているのです。
これからの年末年始、屋外で過ごす人予定のある人は「初日の出が拝めそうなら、その瞬間が一番寒い」と覚悟をしておきましょう。特にお正月休みの都心は車や人も少なくなって空気が澄むため、普段よりも放射冷却が強まりやすくなるといわれています。例えば、元旦に都心で初氷・初霜を観測した2007年の年越しは快晴。気温の変化は、大みそかの夜8時で7度4分、深夜0時が5度、日の出直後の朝7時が2度2分まで下がりました。
また、近年は冬至以降に「クリスマス寒波」や「年末年始寒波」などと呼ばれる強い寒波が襲来し、交通に影響が出ることがあります。実際、今年はクリスマスイブをピークに「真冬としても非常に強い」寒気が流れ込むと予想されていて、3連休や連休明けの交通機関が雪や風で乱れる恐れもあります。
昼間が最も短い時期に年間で最も忙しくなる時期が重なり、さらに今年は強い寒気も来るという気忙しい年の瀬ですが、事故や怪我の無いように良い年をお迎えください。
無線プリンタを利用して年賀状作成に取り掛かった。以前のPSC1510付属のソフトは、いたれりつくせりだったが、今度のは大幅に設定が簡略化されていることもあり、細かいところに手が届くような微妙な設定が難しいようだ。
802.11gの無線は、2.4GHzを使用していて、電子レンジを使ったら無線エラーが起きてプリントアウトが摩訶不思議な文字が打ち出されてしまった。
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